貴族院会派「研究会」史　昭和編

復刻版刊行にあたって(一般社団法人尚友倶楽部理事長・山本衞)
口絵
まえがき(尚友倶楽部理事・水野勝邦)
凡例
参考文献
　
第一章　研究会動揺期(昭和二年～昭和五年)
若槻内閣と研究会
三党首会談
震災手形二法案
研究会政務審査部の機構と活動
国政振作決議案での研公の対立
田中内閣と研究会
若槻内閣の総辞職と田中内閣の成立
金融恐慌と十五銀行の休業
宗教法案
研究会の動揺
政局の動向と研究会―近衛公と床次竹二郎の接近
研究会の決議拘束主義に批判起る
常務委員改選と革新運動
会派結成の動き
近衛文麿公爵の研究会脱会
近衛公研究会脱会
桃青会
火曜会の結成
優諚問題―田中内閣
経過
貴族院各派の反発と研究会の態度
決議案と研究会の統制
決議案上程
研究会事務所の新築
帝国議会新議事堂の竣工
研究会事務所の新築
尚友倶楽部の設立
浜口内閣と研究会
浜口内閣の成立
浜口内閣の政策(減俸政策など)
統帥権干犯問題
首相遭難
研究会内の不満と動揺
会内の不統制
会則改正の動き・・・・・・革新派の不満
　
第二章　研究会戦時協力期─非常時下の研究会(昭和六年～昭和九年)
第五十九議会と研究会
近衛公副議長に就任
幣原首相代理の失言問題
会派の対立と法案審議
第二次若槻内閣の成立
貴族院制度調査会の設置
満州問題と研究会
共同声明の作成
犬養内閣の成立
満州建国
研究会の特質・・・・・・合議制
尺貫法存続問題―岡部子の努力
非常時内政問題と研究会
社会の動揺
斎藤内閣の成立
研究会の調査活動
近衛公貴族院議長に就任
ゴーストップ事件
軍部の政治干渉
第六十四議会―議院法中改正案
研究会規則改正
<青票白票>の刊行
第六十五議会
国体明徴問題―天皇機関説
二・二六事件と華族会館
広田内閣と研究会
広田内閣の成立
近衛公と貴族院改革
津村問題
軍部の政治上の地位高まる
新議事堂落成
　
第三章　研究会戦時協力期─新体制と研究会(昭和十二年～昭和十五年)
第一次近衛内閣と戦時体制
広田内閣総辞職
宇垣内閣不成立
林内閣の成立
近衛内閣の成立
伯爵松平頼寿貴族院議長に就任と侯爵副議長
支那事変の勃発と研究会
貴族院制度調査会
貴族院改革問題・・・・・・第七十一特別議会
国民精神総動員・・・・・・第七十二臨時議会
第七十三通常議会
中国の動向と近衛声明
貴族院時局懇談会
議会制度審議会
研究会と不動産取得
平沼内閣から阿部内閣
平沼内閣の成立
第七十四議会・・・・・・宗教団体法成立
有爵互選議員改選
阿部内閣と研究会
米内内閣と研究会
第七十五議会
斎藤隆夫除名問題
中国の動向・新政府樹立
有田外相ラジオ放送問題
近衛新体制と貴族院
中国との和平工作
新体制運動
研究会と新体制
拘束主義撤廃
議会と大政翼賛会
　
第四章　研究会戦時協力期─大東亜戦争(昭和十六年～昭和十九年)
貴族院調査会の設置―貴族院の共同政務調査機関
第三次近衛内閣
大政翼賛会改組
近衛内閣改造(第三次近衛内閣成立)
第三次近衛内閣総辞職
大東亜戦争と戦時議会
東条内閣の成立
第七十七臨時議会
第七十八臨時議会
児玉伯の質問演説
第八十一議会・・・・・・田中館愛橘博士の質疑
翼賛政治体制
翼賛選挙
翼賛政治会の結成
翼賛政治会と研究会
内閣及び各省委員制度
大東亜建設と研究会
二つの機関
大東亜省の設置
東条内閣改造と岡部子の入閣
戦争の苛烈と研究会
　
第五章　終戦期―敗戦と研究会(昭和二十年～二十一年)
終戦時の研究会
最後の努力・和平への願い
人物東条英機
貴族院調査会の活動
小磯内閣
小磯内閣の成立
子爵大河内正敏の質問
貴族院正副議長の離就
空襲警戒下の開院式
大日本政治会の結成
鈴木内閣
鈴木内閣の成立
戦時緊急措置法案(第八十七議会)
行政委員の任命
研究会事務所全焼
帝国議会と総司令部
終戦
第八十八臨時議会
占領軍支配
憲法改正問題
幣原内閣
憲法改正問題
第八十九臨時議会
公職追放
追放令
議員辞任
適否審査
貴族院議員の追放
研究会の議員異動
華族会館接収
憲法改正と研究会
議員の補充
研究会役員選任
憲法改正
日本国憲法の審議
日本国憲法公布
橋本副委員長の追憶
日本国憲法の将来
参議院議員選挙法の成立
　
第六章　帝国議会の解消
最後の帝国議会
貴族院の解消と研究会の解散
研究会の解散
貴族院議員の退職金問題
尚友会解散と倶楽部の再出発
　
第七章　むすび
　
【解説】昭和初年から二・二六事件の頃までの研究会(西尾林太郎)
【解説】戦時から新憲法の成立へ(今津敏晃)
【解説】『研究会史』著者　水野勝邦―中国と貴族院研究に捧げた生涯(長谷川怜)