水島あやめの生涯
- サブタイトル
- 銀鈴叢書 日本初の女流脚本家・少女小説作家
- 編著者名
- 因幡 純雄 著
- 出版者
- 銀の鈴社
- 出版年月
- 2019年(令和1年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 255p,図版[8]p
- ISBN
- 9784866180816
- NDC(分類)
- 910
- 請求記号
- 910/Mi96
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 水島あやめ年譜:p230-239 水島あやめ作品一覧:p240-248 初出、および主な参考文献:p249-251
- 昭和館デジタルアーカイブ
一、 水島あやめ、最期の日
手紙「お骨をとりに来たお人におわたしください」
水島あやめの業績とみっつの夢
二、 雪深い山里に生まれそだって
父と母、そして異母兄
いじめられつづけた小学校の六年間
本と物語のなかに広がる世界
「立派な小説家」になりたい
三、 高等女学校での四年間の寄宿舎生活
生涯の友との出会い
新井石禅和尚からの手紙
東京女子高等師範学校ではなく日本女子大学へ
四、 日本女子大学四年で脚本家デビュー
新井石禅和尚から贈られた女性訓
生家との決別、母をひきとる
人生の悩み
歴史小説「形見の繪姿」、懸賞に当選す
転機となった関東大震災
小笠原映画研究所でシナリオを学びはじめる
日本初の女流シナリオライター・水島あやめの誕生
シナリオライターの道と進路の葛藤
映画「水兵の母」、国民的話題になる
取材攻勢に息をひそめて
五、 あこがれの女流脚本家・水島あやめの青春~東洋のハリウッド・松竹蒲田撮影所から全国のファンへ~
城戸四郎と松竹蒲田につどう若き映画人たち
松竹蒲田の脚本家デビュー作「お坊ちゃん」と正式採用
はじめての原作脚本映画「母よ恋し」と城戸四郎のプロデュース
脚本家としての日々
女性蔑視の男社会と城戸四郎の庇護
蒲田映画の黄金期と水島あやめの絶頂期
母校に錦を飾る
ただひとりの女流シナリオライターとエッセイ「仕事の苦しみ」
祖父への手紙と経済的な自立(ひとつめの夢の実現)
トーキー化の動きと脚本家の苦悩
興行中心主義と「よき児童映画」とのギャップ
大船移転と松竹蒲田退社
六、 少女小説作家・水島あやめの想い~子どもたちに夢と希望、あこがれと思いやりを~
小説家として再出発
「少女倶楽部」が作品発表の舞台に
付録本になった六つの物語
「講談社の絵本」の採用作品とシリーズ「名婦物語」
殺到する執筆依頼(ふたつめの夢の実現)
三年半の結婚生活
はじめての単行本「小公女」と「家なき娘」
「輝ク部隊」と文学界のうごき
少女小説集「友情の小径」と「櫻咲く日」
戦時中の作品と水島の執筆活動
東京大空襲と疎開
玉音放送と水島のつぶやき
七、 戦後出版ブームと水島あやめ~雪国の里から全国の少女たちへの贈り物~
「魚沼新報」の復刊と執筆協力
新憲法と水島あやめの女性観
出版ブームと発刊された水島作品
海外名作と少女小説で描いたこと
六日町時代の暮らしぶりと生活信条
湘南海岸への引っ越しと母の死(みっつめの夢の実現)
八、 旅の支度
回想録「金城山のふもとで」とおだやかな日々
有料老人ホーム入居と地元紙への寄稿
「旅の支度」と書かれた行李
逸話
当選脚本「久遠の華」のミステリー
「サンデー毎日」「女人芸術」に新人女流作家と紹介される
現存する水島映画「明け行く空」のエピソード
年譜
作品一覧
初出、および主な参考文献
あとがき
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