図書目録ニッチュウ センゴ ガイコウ ヒシ資料番号:000065554

日中戦後外交秘史

サブタイトル
新潮新書 855 1954年の奇跡
編著者名
加藤 徹 著/林 振江 著
出版者
新潮社
出版年月
2020年(令和2年)3月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
233p
ISBN
9784106108556
NDC(分類)
319
請求記号
319/Ka86
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに
処女作には全てがある 最悪だった日中関係 未来のための記憶遺産
 
第一章 日本人の引き揚げと赤十字
六六二万人の引き揚げ 不安定だった新中国 ソ連との関係で苦労した毛沢東 抗日と反日を区別した周恩来 北京の江戸っ子と呼ばれた廖承志 「対米隷属」の真相 外交音痴ではなかった日本人 引き揚げいまだ完了せず 赤十字というチャンネル 戦前・戦中の赤十字
中国の赤十字 国際赤十字の貴族性 李徳全の生い立ち ツンデレ外交
 
第二章 冷戦下の日中のかけひき
サンフランシスコ講和条約 トロント会議でもつれないまま 北京放送 一枚岩ではなかったソ連と新中国 北京会談に向けての動き 三団体というかせ 内山完造と畑中政春 女性政治家の高良とみ 北京への長い道 吉田茂の中国認識 外務省のだめ押し 会談は始まったが
アウェーの苦労 日本側の譲歩 日赤社長の釈明 中国の強気の理由 舞鶴の港 突然の中断 遺骨送還 中国人の怒りと抗議運動 フィリピンとシベリア 台湾の抗議とあせり 四の船 一方的な打ち切り宣言 李徳全訪日の打診 中国側の事情 女子力の活用
日中間の認識のずれ 岡崎外相の妥協 北京の意外な反応 台湾側の動揺 中国側の準備 ソフト外交 吉田首相は面会しないが・・・・・・ 日赤の懸念と希望 昭和二九年の日本
 
第三章 手渡された「戦犯名簿」
「日本の土さえ踏めば、すなわち勝利」 羽田に到着した先発隊 衝撃的なニュース 李徳全来日 「国府系」と「親中派」の殴り合い 暗殺者の影 「戦犯」の釈放を発表 好意的報道に安堵した一行 平塚らいてうとの会見 泣き崩れる留守家族 帰れなかった日本人も
戦後も帰国を望まなかった日本人 その後の「戦犯」
 
第四章 一四日間の滞在が残したもの
北京からの援護射撃 吉田茂の外遊 東京から地方へ 箱根山中のカーチェイス 評論家・石垣綾子が見た「新中国の女性」 堤康次郎の歓迎会 皇族との会見の影響 在日華僑の亀裂 会うべきか、会わざるべきか 「日本人には太刀打ちが難しい」演説力 名古屋でも続いた熱狂
テレビ塔の幻の爆弾 貿易再開への期待 活発化する左派勢力の動き 左派華僑の回想 老獪な廖承志 別の顔を見せ始めた李徳全 政治的発言の封印を解くべきか 障がい者との交流 続く分刻みのスケジュール 「中日友好を外から阻む力」 厚生大臣との正式会見
李徳全をたたえる詩 微妙な空気を残して 「永続的な友好合作関係を」 最後の小競り合い マリリン・モンローなみの騒動 それからのこと 李徳全のその後
 
おわりに

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