昭和軍歌・軍国歌謡の歴史
Ⅰ 軍歌から軍国歌謡へ
明治国家と軍歌
明治の軍歌
日清戦争と軍歌の流行
日露戦争と軍歌
大正・昭和初期―軍歌低迷の時代
満洲事変と軍歌
波乱の昭和の幕開け―満洲事変前夜
マイナーレーベルのエロ歌謡と軍歌路線
満洲事変
満洲国建国
国内情勢と国際的孤立
国家改造要求―テロの時代
エロに染まる時局歌
軍部の政治的高まり
Ⅱ 昭和軍国歌謡の時代
日中武力紛争の拡大と軍国歌謡
事変から戦争へ
国民精神総動員運動と軍国歌謡
軍国歌謡の高まり―終わりなき戦い
大陸へ音楽慰問団の派遣
軍国歌謡をしのぐ日本流行歌
勢い高まる軍国歌謡
新体制運動と軍国歌謡
日独伊三国同盟の成立
日米開戦前夜の昭和流行歌
日米開戦への序曲
Ⅲ 歌でつづる大東亜戦争史
大東亜戦争の戦端を開く
ハワイ大海戦(北原白秋作詞/海軍軍楽隊作曲)―真珠湾攻撃の成功
英国東洋艦隊潰滅(高橋掬太郎作詞/古関裕而作曲)―マレー沖海戦
戦友の遺骨を抱いて(逵原実作詞/松井孝造作曲)―シンガポール陥落
大東亜共栄圏の夢
空の神兵(梅木三郎作詞/高木東六作曲)―落下傘部隊の活躍
ジャワのマンゴ売り(門田ゆたか作詞/佐野鋤作曲)
加藤隼戦闘隊(加藤部隊歌)―ビルマの空を制圧
大東亜決戦の歌(伊藤豊太作詞/橋本国彦作曲)
激化する日米の攻防戦
轟沈(米山忠雄作詞/江口夜詩作曲)―日本潜水艦部隊の活躍
雷撃出動の歌(米山忠雄作詞/古関裕而作曲)
明日はお立ちか(佐伯孝夫作詞/佐々木俊一作曲)―南ソロモンの攻防と銃後の哀しさ
鈴懸の径(佐伯孝夫作詞/灰田晴彦作曲)―戦争と学徒
ラバウル海軍航空隊(佐伯孝夫作詞/古関裕而作曲)
若鷲の歌(西條八十作詞/古関裕而作曲)
決死の戦いと敗北
アッツ島血戦勇士顕彰国民歌(裏巽久信作詞/山田耕筰作曲)
熱砂を越えて(野村俊夫作詞/竹岡信幸作曲)―インパール作戦の悲劇
サイパン殉国の歌(大木惇夫作詞/山田耕筰作曲)―玉砕の悲劇
比島決戦の歌(西條八十作詞/古関裕而作曲)
硫黄島陸海軍の歌(和智恒蔵作詞/岩河内正幸作曲)
硫黄島防備の歌(硫黄島守備隊作詞/陸軍軍楽隊作曲)
徹底抗戦と敗戦への途
敵の炎(サトウ・ハチロー作詞/古賀政男作曲)
飛燕戦闘隊々歌(飛行第二四四戦隊歌 南郷茂宏作詞/古関裕而作曲)
沖縄護郷隊々歌―激闘と悲劇の沖縄戦
ひめゆりの塔(西條八十作詞/古関裕而作曲)
嗚呼神風特別攻撃隊(野村俊夫作詞/古関裕而作曲)
同期の桜(元歌・「戦友の唄」)
エピローグ―海ゆかば(大伴家持作詞/信時潔作曲)
あとがき
昭和軍歌・軍国歌謡・主要楽曲ディスコグラフィー
主要参考文献