図書目録ブンゲイ シュト資料番号:000065429

文藝首都

サブタイトル
公器としての同人誌
編著者名
小平 麻衣子 編
出版者
翰林書房
出版年月
2020年(令和2年)1月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
334p
ISBN
9784877374495
NDC(分類)
910
請求記号
910/O17
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
『文藝首都』略年表: p320-329
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

序章
『文藝首都』―文壇を支えた同人誌(小平麻衣子)
 
第一部 文壇への期待/文壇からの期待
文学懸賞が生んだ同人誌―『改造』懸賞創作と『文藝首都』の関わり(和泉司)
『文藝首都』の〈批評〉のモード―保高徳蔵・青野季吉を軸として(尾崎名津子)
「素朴な、人間本然の心」を詠う―〈林芙美子〉の文壇における生存戦略(村山龍)
大原富枝「女流作家」への道―『文藝首都』から「婉という女」へ(富永真樹)
作家が語る・作家に聞く1 勝目梓
 
第二部 居場所のきしみ
金史良の日本語文学が生成された場所としての『文藝首都』―「土城廊」の改作過程を中心に(高橋梓)
台湾植民地作家龍瑛宗の『文藝首都』を通じたアジア作家との交流(王惠珍)
戦後直後『文藝首都』に見られる「移動」から「旅行」への転換(ジェラルド・プルー)
実作者ナカガミケンジの覚悟―『さんでージャーナル』と『文藝首都』を中心として(松本海)
作家が語る・作家に聞く2 紀和鏡
 
第三部 労働とペンの力学
「沃土」とは別の仕方で語ること―『文藝首都』における和田伝(椋棒哲也)
「あけくれ」から「峠」「糸の流れ」へ―『文藝首都』のなかの早船ちよ(井原あや)
国鉄勤労詩論争の周辺―『文藝首都』と労働者(小長井涼)
医師がペンを執るとき―なだいなだと宗谷真爾(𠮷田司雄)
作家が語る・作家に聞く3 飯田章
 
第四部 例外状況を生き抜く
上田広「黄塵」と文学の〈大衆性〉への欲望―『文藝首都』から『大陸』への転載をめぐる問題系(清松大)
「創作指導雑誌」という姿勢―戦時下における『文藝首都』の位置(小川貴也)
金達寿「塵芥」におけるパラテクストの可能性(クリスティーナ・イ)
「小野京」としての林京子―『文藝首都』発表作品の位相(島村輝)
作家が語る・作家に聞く4 佐江衆一
 
『文藝首都』年表
あとがき

図書目録のお問い合わせ

資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。

担当:
図書情報部 図書係
電話番号:
03-3222-2573
FAX:
03-3222-2626