図書ケンポウ ト ニホンジン000065426

憲法と日本人

サブタイトル1~10
1949-64年改憲をめぐる「15年」の攻防
編著者名
NHKスペシャル取材班 著
出版者
朝日新聞出版
出版年月
2020年(令和2年)1月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
237p
ISBN
9784023318311
NDC(分類)
323
請求記号
323/N69
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

まえがき
 
第1章 日本国憲法の誕生
『あたらしい憲法のはなし』
憲法制定過程の極秘記録
 
第2章 冷戦の激化、アメリカの圧力
足かせとなった9条
宮沢喜一の〝未公開資料〟
国内外で強まる「改憲」
 
第3章 経済界からの改憲圧力
アメリカと交渉した「防衛生産委員会」
郷古潔の足跡と戦後の防衛産業
アメリカと共通の思惑
「憲法改正」採択文書の存在
改憲機運の盛衰
 
第4章 改憲の〝源流〟を追う
改憲論者の秘蔵資料
改憲派政治家・広瀬久忠
土蔵から見つかった膨大な資料
ノートに記された改憲構想
「日本を弱体化させる懲罰的な憲法」
広瀬の政界復帰と各政党の改憲構想
改憲派議員との交流
専門家が見た「広瀬試案」
改憲思想の深層と「日本の国体」
国体論から導かれる権利の制限
9条改正と国際協調主義
知られざる協力者、新たな極秘資料
「リスト」に秘められた意味
決定的な証拠
内閣法制局とGHQの対立
法制官僚たちの思い
内閣法制局長官・佐藤達夫
ただ一人の証言者
広瀬試案の再評価
高まる改憲への思いと世間の反発
 
第5章 改憲・護憲の熾烈な攻防
自由民主党の誕生
国民が「選び直した」憲法
 
第6章 否定された「押しつけ憲法論」
「憲法調査会」の発足
調査会での激しい議論
「同床異夢」で一致した渡米調査
発掘された資料と証言
沈静化する改憲機運
 
第7章 改憲〝冬〟の時代
考えを転換させた積極派
国民の支持なしにはできない
「憲法で私は転向した」
「憲法9条は政治的宣言」
改憲を棚上げにした最終報告書
15年間の議論が投げかける示唆
 
第8章 求められる憲法論議の姿
「国民の大部分の納得を取り付けるまで」
広瀬と市民の間のくい違い
「平和主義」「人権」二つのメッセージ
 
第9章 1964年以降何が問われてきたか
政治の時代から、経済の時代へ
三島事件の衝撃
現在に続く改憲運動の萌芽
冷戦終結 世界の中で
1990年代 再燃した憲法論議
憲法論議の現在地
 
あとがき