忘れられたものの暦

Ⅰ　風に聴く
母とノンフィクション
おんなの軀
記憶の中の街
真夜中のドア
手紙のいのち
分相応
ひそやかに「離婚萬歳!」
アニイ・ジラルドの笑顔
男の優しさ
結婚生活に注がれる〝毒〟
かにた婦人の村
日記から
棄てられた民
最後の兵士
天の半分をささえる女たち
昭和・絶え絶えの<相聞歌>
　
Ⅱ　わたしも旅人
死と向きあう青春
それぞれの「八月十五日」
予兆
無名戦士の墓
百年埋もれた兵士たち
死に方の選択
代言する人
声が聞える
「有事」のトリック
西条山は霧ふかし
時間の連鎖効果
障害者の視点
忘れられたものの暦
　
Ⅲ　出会いと別れ
おせいさんの娘
弔辞―向田邦子さんとの別れ
松陰のかくれ弟子
北一輝の悔状
酔った声
文章表現の力
花と男たち
生き残ることの意味
並木路子の戦争
啄木夫妻の旅
ひとすじの道
眠りよ安らかに
去りにし年の一章
　
あとがき