図書目録モウ ヒトツ ノ マンシュウ資料番号:000065100
もうひとつの満洲
- サブタイトル
- 書下ろしノンフィクション
- 編著者名
- 澤地 久枝 著
- 出版者
- 文藝春秋
- 出版年月
- 1982年(昭和57年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 292p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/Sa93
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 文藝春秋60周年記念
- 昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次
一 わが心の満洲 一九八一年七月十日、北京発の汽車は、翌日未明山海関に着いた。ここから東北。三十五年ぶりに訪れる故郷・満洲への旅が始まる。
二 消された村 満洲は「苦しみなく憂いなき」国だったか? 瀋陽、撫順、そして平頂山。中国に今も残る傷あとは暗黙の内にそう問いかけてくる。
三 通化の陵園 楊靖宇は抗日連合軍編成の急務を説いた檄文の筆頭署名者であった。花輪をたむけた時夕暮れの町には霧のような雨が降っていた。
四 終焉の地 靖宇、かつての濛江。東北各地を転戦した末に楊靖宇が討たれた地。ついにここまで来てしまった。川のほとりで虫の声が聞える。
五 故山にして他山 松花江の流れに抱かれたわが故里の町・吉林。懐しい人びと。懐しい思い出。けれど今、あふれる郷愁の思いに訣れを告げる…。
六 ひとつの歌 わが家は東北、松花江のほとり。父よ、母よ、喜んで一堂に会するのはいつだろうか―哈爾浜で私のゆきついた「ひとつの歌」。
七 旅の終り 遠くふるさとを離れ、奪われた東北の大地のためにたたかい続けた楊靖宇。その最期を示す一枚の写真が長い旅の終着点であった。
あとがき
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