明治日本の政治家群像

Ⅰ　幕末・維新
幕末旗本用人論―江戸都市論に旗本社会をどう組み込むか―（宮地正人）
明治維新と「家」身分制―幕末徳川将軍家における持続と変容―（三谷博）
大教宣布の時代の新宗教―実行社の場合―（宮崎ふみ子）
　
Ⅱ　明治政府
明治初年の井上馨（坂野潤治）
教部省の設立と江藤新平（狐塚裕子）
柳原前光と明治国家形成（長井純市）
西郷隆盛の政治意識と行動―大久保利通と対比して―（福地惇）
政務部問題の位置（成田賢太郎）
　
Ⅲ　宮中
「聖旨」の伝達者・記録者―元田永孚の一側面―（沼田哲）
明治天皇と立憲政治（佐々木隆）
　
Ⅳ　情報と政治
伊藤直純『京游日誌』の描く明治二十年の東京と秋田（柴崎力栄）
徳富蘇峰における言論と政治―思想と行動の原型をめぐって―（梶田明宏）
　
あとがき（福地惇／佐々木隆）