図書目録ゴトウ シンペイ ニホン ノ ラシンバン ト ナッタ オトコ資料番号:000065000

後藤新平日本の羅針盤となった男

サブタイトル
編著者名
山岡 淳一郎 著
出版者
草思社
出版年月
2007年(平成19年)3月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
383p, 図版viiip
ISBN
9784794215680
NDC(分類)
289
請求記号
289/G72
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献: p379-383
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

プロローグ
 
第一章 地獄の季節
鍛冶橋監獄の内務省官僚
「忠義狂」のために背負った借財
予審判事との対決
小藩・水沢が生んだ傑物たち
家族の絆
新政府の要人・安場保和との出会い
横井小楠の描いた近代日本
上京、そして福島医学校へ
志に燃えた青年医師
無限進歩の楽天主義
第二の戦争―コレラとの戦い
「予防は治療に勝る」
内務官僚への登用
健康保険制度の萌芽
法医学の権威からの攻撃
条約改正をめぐる権力闘争
「もう役人はこりごりだ」
 
第二章 疫病との戦い
日清戦争の拠点・広島
「検疫事業をやってくれるか」
児玉源太郎との文武「統治コンビ」
不眠不休の検疫施設建設
二三万人の大検疫事業
数百通の電報
 
第三章 台湾統治
戦後経営方針の対立
「藩閥」対「政党」―政界大変動
阿片専売による税収増
特別統治か内地延長か
「生物学の原則でやる」
阿川との数奇な再会
ゲリラ対策は懐柔路線で
大風呂敷の公債案
黒幕・杉山茂丸の銀行構想
笑いと涙の阿里山踏査
都市の運命を握る「道路と下水道」
土地改革を断行
追い込まれた製糖産業
 
第四章 満鉄創業
熟した瓜を切り分ける
大陸進出の突破口・厦門へ
痛恨の極み、廈門事件
日英同盟の生け贄にされた伊藤博文
アジア版新旧大陸対峙論
大国ロシアとの血戦
戦後モデルは東インド会社
新天地・満州への熱い視線
日比谷焼き討ち事件と鉄道王
初代満鉄総裁就任に潜む謎
社是は「文装的武備」
目を瞠る長春市街計画
軍部と対立した旅順開放論の真意
「世界をつなぐ鉄道」の大構想
大アジア主義をどうとらえるか?
 
第五章 政争と政変のなかで
逓信大臣として背負った伊藤の死
閥族打破・憲政擁護の大潮流
原・政友会に対抗した桂・新党
帝国議事堂に群がる民衆
みちのくが生んだ二人の政治家
党に属さず「無党派連盟」
 
第六章 帝都壊滅
「大衆」の誕生
閣僚人事に思いをめぐらせ・・・・・・
「兵は勢いなり」のシベリア出兵
空転する組閣作業
山本権兵衛の苦悩
大地震が襲いかかる
新平、入閣を決意
緊急臨時内閣の三十時間
流言から戒厳令へ
朝鮮人虐殺への歯止め
救難救済のシステムを探る
 
第七章 帝都復興―見果てぬ夢
巨額三〇億円の復興予算
独立機関「帝都復興院」
区画整理とは何か?
日本初の金融モラトリアム発令
井上蔵相の復興経済政策
「人間道楽」で集められた精鋭
土木と建築の主導権争い
盆栽に似た大物政治家
政権奪取へ―「民意はわれにあり」
事務官の不可解な死
復興予算の決着
追い風を送る実業家たち
伊東巳代治の反対演説
「一月になったら覚悟がある」
「公共の思想」は夢のままに
 
エピローグ
あとがき
参考文献

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