軍國婦人讀本
一、 兵隊(へいたい)さんは命(いのち)がけ私達(わたしたち)は襷(たすき)がけ
二、 支那事變(しなじへん)はどうなるか
三、 義理(ぎり)では出來(でき)ぬ銃後(じうご)の奉公(ほうこう)
四、 驚(おどろ)かす甲斐(かひ)こそなけれ村雀(むらすゞめ)
五、 心捧(こゝろさゝ)げてそれから動(うご)け
六、 動(うご)く指針(ししん)は物動計畫(ぶつどうけいくわく)
七、 心(こゝろ)と物(もの)と人(ひと)、三拍子揃(びやうしそろ)へて總力戰(そうりよくせん)
八、 西洋(せいやう)かぶれも考(かんが)へ時(どき)
九、 日本(につぽん)と西洋(せいやう)はどこが違(ちが)ふ
一〇、 婦女(ふぢよ)のかゞみ山本(やまもと)ノブ子(こ)
一一、 結婚(けつこん)とはどういふことか
一二、 結婚(けつこん)は男女(だんぢよ)の綜合藝術(そうがふげいじゆつ)
一三、 子供(こども)は夫婦(ふうふ)の獨占物(どくせんぶつ)でない
一四、 衣裳(いしやう)よりも大切(たいせつ)な結婚準備(けつこんじゆんび)
一五、 苦心(くしん)を要(えう)する幼兒(えうじ)の躾(しつ)け方(かた)
一六、 不良(ふりやう)の子供(こども)はこうして直(なほ)せ
一七、 職業(しよくげふ)に貴賤(きせん)はない心掛一(こゝろがけひと)つ
一八、 人間死(にんげんし)ぬまで働(はたら)くもの
一九、 珍奇卓越(ちんきたくえつ)は至人(しじん)に非(あら)ず
二〇、 男金(をとこかね)あつて墮落(だらく)し女金(をんなかね)なくて墮落(だらく)す
二一、 貯金(ちよきん)は身(み)のため國(くに)のため
二二、 生(い)かせ廢品御國(はいひんみくに)のために
二三、 烈(はげ)しい流行(りうかう)から一步退却(ぽたいきやく)せよ
二四、 ほんとうの美人(びじん)となる法(はふ)
二五、 出(い)でゝは社會(しやくわい)の一員(いちいん)たれ
二六、 五千萬(まん)の女性(ぢよせい)よ目覺(めざ)めよ