孫たちへの証言 第32集
- サブタイトル
- 文字化することで体験や伝承は生き続ける
- 編著者名
- 福山 琢磨 企画・制作
- 出版者
- 新風書房
- 出版年月
- 2019年(令和1年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 249p
- ISBN
- 9784882698845
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/F85/32
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
体験編
◆第一部 国内での体験
名古屋造兵廠で秘密兵器「風船爆弾」作る(岐阜県中津川市・大堀せつ子)
校舎を丸ごと沖縄の疎開学童の宿舎に提供(佐賀県鳥栖市・松尾伸介)
いまだに消し去ることのできない、私を獣にした飢餓体験(大津市・永田夏雄)
「ノーモア学童集団疎開」と叫びたい(千葉市緑区・村松武)
学童集団疎開で多くのことを学ぶ(熊本市・園田和子)
疫痢と強烈ないじめで二度も死にかけた私(大阪府高石市・大森史郎)
この港から送り出した出征兵士、何人が生還?(青森市・柳谷光義)
十四歳の戦争体験、機銃掃射に遭う(群馬県・舩田政幸)
巨大な防空壕の奥に入れられ死んだと思われていた(東京都立川市・鈴木文)
新潟、東京、行く先々で空襲。戦争は人を狂わせる(東京都目黒区・平井喜郎)
「私と戦争」校舎は無く焼跡での入学式(東京都狛江市・山口千鶴子)
「オギャア」、母が空襲のさ中、男の赤ん坊生む(埼玉県川口市・土田順子)
愛宕山地下の防空壕で東京空襲を体験(福島県いわき市・三浦千鶴子)
名古屋の初空襲の日から(東京都府中市・高橋慶子)
学校も卒業し軍需工場へ就職するも焼け出され帰郷(兵庫県尼崎市・河合トキハ)
堺空襲、焼ける寺の防空壕から母と逃げる(堺市堺区・和田武子)
佐世保大空襲、食糧危機乗り越え美容院で生きる(神奈川県川崎市・二田要枝)
『六番岩松監視哨』我がふるさとが戦場になった(愛媛県宇和島市・西村昭男)
度重なる宇和島空襲、爆弾の破片が床下つき抜ける(京都府城陽市・高畠ハルミ)
松山空襲、少年の背に焼夷弾が直撃し即死(松山市・福原早智子)
被爆後の〝黒い雨〟母が風呂場で流してくれる(熊本市・吉村正美)
父出征で家族全員、得がたい体験(熊本県玉名郡・宮嶋俊子)
知られざる北海道占領計画と三船遭難の悲劇(千葉県成田市・森野荘聿)
本土上陸に備え、利根運河で浚渫工事(東京都目黒区・加藤裕)
今もぬぐいきれない心のきず(兵庫県淡路市・倉本恵美子)
物の無い時代だから味わえた〝給食一期生〟の思い出(東京都杉並区・長谷部榮子)
終戦前に繰り上げ召集、検閲の辛さ骨身に(新潟県・小池勇)
◆第二部 国外での体験
現存する〝子どもの兵隊〟『留守名簿』(第一三八六六部隊)(東京都・廣繁喜代彦)
知らぬ間に南北に分断された北鮮からの脱出行(熊本県山鹿市・福島隆)
私たちにとって樺太の終戦は『八月二十日』(長野県上田市・櫻井誠)
台湾からの引揚げ、熊本で山を下りて暮らす(福井県敦賀市・立石百代子)
祖父が新天地求め明治四十四年樺太へ渡り酪農家へ(盛岡市・佐藤博蔵)
バンボン(タイ)収容所で終戦、英軍の対応に感謝(京都市・澤田源一)
秋田の金足農高出て渡満、国営満州農産物検査員となる(秋田県大仙市・鎌田一夫)
旧満州で迎えた終戦という地獄(神奈川県川崎市・永田明子)
敗戦で天地が逆転、靴磨きで生きぬく(横浜市・山田雄一)
敗戦後混乱の中、よくぞ日本の土を(東京都・西澤富枝)
ソ連国境の寒冷地から亜熱帯の台湾山地で終戦(鳥取市・安木義近)
満州からの逃避行で命を与えてくれた鍋(大阪府東大阪市・野田邦雄)
父は張家口鉄路局扶倫学校長、祖父は関東神宮造営中(熊本県上益城郡・林田舜爾)
『蛟河新潟開拓団の悲劇』。襲撃のうえ家全焼(新潟県長岡市・丸山恵美子)
大栄開拓団の逃避行、動けぬ者は注射で死なせた(静岡県富士宮市・赤池まき子)
満州を離れる時に見た日本舞踊に我が原点あり(神奈川県横須賀市・小林悦子)
我が漁船「鹿島丸」と共に徴用され、軍令果たすも捕虜に(横浜市・内海昭三)
シベリア抑留、下痢便になるも消し炭で治す(東京都八王子市・中島裕)
◆第三部 亡き人たちの証し
日中戦後沖縄で戦死、父を返して!(秋田県・籠谷ミチ)
母の弟二人が中支と南洋群島で戦死(京都府宇治市・長谷川了介)
栄養失調となり骨と皮になって果てた姉(岡山県高粱市・加藤淑子)
◆第四部 戦後、それからの私たち
戦後、復員船として活躍した空母「葛城」で働く(佐賀県・松尾嘉幸)
戦争体験と戦後の危機を乗り越えて生きる(京都市・本郷貞子)
◆第五部 特別編
八月十四日、大阪最後の爆撃に遭う(大阪市・秋山美代子)
未だ静岡に残る『殉国の家』の表札(静岡市・花森孝太郎)
人間魚雷『回天』元搭乗員の体験記(宇都宮市・沼尾菊夫)
高女卒業後は『秩父女子挺身隊員』として被服廠で鉢巻き(東京都・森田延寿)
戦後、日劇ダンシングチームの一員として活躍(横浜市・井上陽姿子)
軍都立川で空襲に遭うも強固な防空壕で助かる(東京都・中野正子)
憧れの特別幹部候補生になるも敗戦。再生への決意(宮城県亘理郡・寺島喬)
富山市街の九九・五%が焼失し空襲で最大被害に(富山市・杉田富夫)
北朝鮮の咸興から、動かぬ母を連れ帰る(山形県西村山郡・青柳雅子)
軍艦島で過ごした私の戦争体験記(東京都目黒区・相良節子)
伝承編
◆第一部 国内での体験
風船爆弾作りに加担したことで心痛める(東京都・髙橋和歌子)
『学童疎開』私達の写真が『一億人の昭和史』に(神奈川県川崎市・遠藤繼男)
寄せ書きから見えてくる父の戦争体験(静岡県伊東市・杉本明子)
戦死した父の想い如何に。私の名前つけて逝く(神奈川県横須賀市・竹下正俊)
精神注入棒で鍛えられるも出撃できなかった義父(前橋市・戸部義延)
じっちゃんが語ってくれた原爆への怒り(大阪市・高槻勇治)
母の戦争体験記―浜松空襲を生き延びて―(東京都町田市・竹下忠彦)
◆第二部 国外での体験
日中戦争での死線、銃弾の直撃免れるもあわや(秋田県横手市・藤沢智子)
満州で召集、沖縄から復員した父に学ぶ(大阪府河内長野市・大西信和)
終戦直後の上海公大紗厰(鐘紡の紡績工場)(静岡県三島市・植松楓)
◆第三部 亡き人たちの証し
父ネグロス島で戦死、塗炭の日々を生きる(青森市・石村たけ)
集団自決から奇跡の生還、繋がった祖母の命(静岡市・望月知未)
◆第四部 特別編
『大阪空襲の体験を語る会』を結成した母に学ぶ(大阪府豊中市・楠田美枝子)
「祖母くにから聞いた戦争の話」長男幸平は復員したが・・・・・・(静岡県榛原郡・青野小一郎)
あとがき(福山琢磨)
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