図書目録ユーモア ブンガク ト ニホン エイガ資料番号:000064754

ユーモア文学と日本映画

サブタイトル
近代の愉快と諷刺
編著者名
岩本 憲児 著
出版者
森話社
出版年月
2019年(令和1年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
293p
ISBN
9784864051385
NDC(分類)
778
請求記号
778/I94
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
参考文献: p270-280
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

序幕 ユーモアと滑稽
〈ユーモア〉という外来語/ユーモアと滑稽/日本映画とユーモア文学
 
Ⅰ 猫は笑い、人は怒る[夏目漱石]
漱石のユーモア解釈/漱石とマーク・トウェイン/漱石と幻燈と活動写真/小説から映画へ/小説と映画―『坊つちやん』/戦前の映画版『吾輩ハ猫デアル』/「漱石のトーキー見物」とは/戦後も数多い映画『坊っちゃん』/漱石文学のユーモア
 
Ⅱ ユーモアは雅量なり[佐々木邦]
〈ユーモア文学〉とは何か/『いたづら小僧日記』/諧謔からユーモアへ/評論家たちは無視/好い奴ほどよく笑う―ユーモア小説と佐々木邦/手作りの回覧雑誌『ユーモア屑箱』/小市民の笑いと小津安二郎/映画版『いたずら小僧』/いたづら小僧たち、社会へ―『人生初年兵』/
『ユーモアクラブ』創刊/ユーモアと緊張―戦時下から戦後へ
 
Ⅲ てんやわんやの男と女と日本と[獅子文六]
獅子文六、二つの名前/初の映画化作品『悦ちゃん』/戦時下の作品―『信子』とその前後/戦後の獅子文六/『てんやわんや』の気弱な主人公/映画初出演、淡島千景の溌剌さ/映画も好評/求心運動と四国独立/男と女、それぞれの自由―『自由学校』/
競作、映画版『自由学校』/『青春怪談』の「怪談」とは/再びの競作、映画版『青春怪談』/獅子文六映画の評価/映画化特急
 
Ⅳ 明日も青空[源氏鶏太]
サラリーマン映画と小市民映画/サラリーマン作家の登場/サラリーマンの浮気心―小説「浮気の旅」と映画『浮気旅行』/源氏サラリーマン小説の出発点―「随行さん」と「ホープさん」/サラリーマン応援歌―映画『ラッキーさん』/会社は大きな家族―『三等重役』の庶民感覚/
映画『三等重役』/シリーズ化されたサラリーマン映画/原作を超えた映画『青空娘』
 
Ⅴ 庶民のおかしさと哀しみ[井伏鱒二]
井伏文学のユーモア、ナンセンス、ペーソス/井伏鱒二と映画の接点/映画『多甚古村』と『簪』/バスの旅、ローカル線―『おこまさん』と『秀子の車掌さん』/町医者と戦争の傷痕―映画版『本日休診』/汽車の旅、ローカル線―『集金旅行』/旅の集合と離散―『駅前旅館』/
都会の共同体幻想―『貸間あり』/映画版『貸間あり』の評価/ユーモア小説と映画にさす戦争の影
 
Ⅵ 日本映画のユーモアと諷刺
喜劇映画とユーモア映画―斎藤寅次郎、伊丹万作、小津安二郎/日常生活の喜劇/人情喜劇・都会と田園―木下恵介から山田洋次へ/新しい諷刺映画―市川崑『プーサン』の寂しき笑い/市川崑『億万長者』と『満員電車』/サラリーマンの超現実―古澤憲吾『ニッポン無責任時代』
 
終幕 ユーモアと笑い、その力
 

参考文献
映画化作品
あとがき

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