図書オキナワ ノ アユミ000064725

沖縄の歩み

サブタイトル1~10
岩波現代文庫 社会 313
編著者名
国場 幸太郎 著/新川 明 編/鹿野 政直 編
出版者
岩波書店
出版年月
2019年(令和1年)6月
大きさ(縦×横)cm
15×
ページ
xi, 357p
ISBN
9784006033132
NDC(分類)
219.9
請求記号
219.9/Ko45
保管場所
閉架一般
内容注記
牧書店(1973.4)刊の文庫化。第2刷(アリス館牧新社, 1975)を底本とし、著者自身による「新訂増補」原稿に基づく修正を加えた
和書
目次

まえがき
凡例
 
一 けわしい戦争の雲ゆき
太平洋戦争のいきさつ/「大東亜共栄圏」のからくり/本土に迫るアメリカ軍の反撃/住民の疎開と対馬丸の遭難/身近な戦火/沖縄の重要な地理的位置/沖縄の日本軍兵力
 
二 沖縄戦の悲劇
悲劇の幕あけ―慶良間の「集団自決」/アメリカ軍の無血上陸/日本軍の作戦計画/攻防三カ月/住民の犠牲/日本兵による住民殺害/悲劇の終幕―久米島の惨劇/差別と結びついた悲劇
 
三 古代の沖縄と琉球国の成立
沖縄の先史時代/動きだした沖縄の歴史/中国との結びつき/万国の橋渡し/琉球文化の黄金時代/首里王府の刀狩り/中央集権の制度と文化
 
四 江戸時代の琉球
打ち寄せる本土の波/薩摩軍の琉球侵略/島津氏の基本方針/薩摩藩島津氏の植民地支配/人頭税と民謡/砂糖の専売制/民衆と政治家とのへだたり/社会制度の移りかわり/文化の移りかわり/異国船の渡来と「外藩」琉球
 
五 明治時代の琉球
日本軍の台湾遠征と琉球藩の設置/琉球処分―琉球王国滅ぶ/中国にゆずられようとした宮古・八重山/「大和」への非協力運動と日本政府の弾圧/支配階級の懐柔と旧慣の温存/同化政策と皇民化教育/人頭税廃止運動と旧慣の改革/謝花昇と参政権獲得運動/
同化の一応の「完成」と本土なみ制度の適用
 
六 大正・昭和前期の沖縄
つづく半植民地の状態/戦争直前の軍国主義教育
 
七 アメリカ軍政下の沖縄
敗戦直後の捕虜生活/恒久的軍事基地建設の準備/日本復帰運動の開始/理想の祖国と現実の日本/「政府」あって「人権」なし/住民の抵抗とアメリカ軍の弾圧/伊江島の武力土地接収/伊佐浜の武力土地接収/CICの拉致と拷問/アメリカ兵による幼女暴行殺害、主婦射殺事件/土
地を守る闘いの発展/土地闘争の分裂と「赤い市長」の誕生/軍用地問題の「妥結」と革新陣営の分裂/通貨のドルへの切替えと日米新時代の幕あけ/あらたな日本復帰運動の発展/ベトナム戦争と沖縄住民の反戦復帰闘争/〔抑止された二・四ゼネストとコザ暴動〕/
予想される困難な前途と希望
 
あとがき
解説 国場幸太郎と本書の成り立ち(新川明)
解説 『沖縄の歩み』について(鹿野政直)