買春する帝国
- サブタイトル
- シリーズ日本の中の世界史 日本軍「慰安婦」問題の基底
- 編著者名
- 吉見 義明 著
- 出版者
- 岩波書店
- 出版年月
- 2019年(令和1年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- xiii, 264p, 図版 [3] 枚
- ISBN
- 9784000283908
- NDC(分類)
- 368.4
- 請求記号
- 368.4/Y91
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- あとがきに「本書は日本学術振興会の科学研究費、基盤研究(B)26283014、同18H00716による研究成果の一部である」とある 参考文献: p249-262
- 昭和館デジタルアーカイブ
刊行にあたって
プロローグ
第Ⅰ章 人身売買禁止から公娼制へ―幕末~一八九四年
近世から近代へ
芸娼妓解放令と貸座敷制度の開始
北海道での遊廓の拡大
沖縄での遊廓の公認
軍備拡張による遊廓の設置・拡大
朝鮮での遊廓の設置
一八八五年の廃娼・存娼論争
コラム1 森鷗外の性買売論
第Ⅱ章 買春帝国の成立―一八九四年~一九〇五年
自由廃業運動から娼妓取締規則へ
軍備拡張と国内遊廓の拡大
朝鮮での性買売施設の拡大
台湾への公娼制の導入
中国大陸と東南アジアへの進出
コラム2 芸妓・娼妓・酌婦の異同について
第Ⅲ章 買春帝国の確立―一九〇五年~一九一八年
軍備拡張と国内遊廓の拡大
朝鮮での性買売の拡大
台湾での性買売の拡大
南樺太での性買売の開始
中国での性買売の拡大
海外「売淫婦」取締りの運動
シベリア戦争と性買売
コラム3 飛田遊廓の設置問題
第Ⅳ章 買春帝国の変容―一九一九年~一九三一年
日本内地の性買売の推移
国際連盟と人身取引禁止運動
廃娼運動と存娼運動の対抗
東南アジア・香港での性売女性の廃業と帰国
中国の状況
朝鮮・台湾・南樺太・南洋群島の状況
コラム4 布施辰治と自由廃業運動
第Ⅴ章 大恐慌・満洲事変下の買春帝国―一九三一年~一九三七年
国際連盟調査団の調査と勧告
国際連盟調査団の勧告に対する反応
朝鮮・台湾の状況
中国での性買売の拡大
第Ⅵ章 買春帝国の極限化―一九三七年~一九四五年
日中戦争下の国内状況
日本軍慰安婦問題と女性の動員
コラム5 久布白落実と廃娼運動
第Ⅶ章 公娼制廃止から売春防止法体制へ―一九四五年~一九五八年
連合国軍慰安所の設置
公娼制廃止指令とその骨抜化
売春防止法体制へ
エピローグ
参考文献
あとがき
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