図書オキナワ ショブン000064701

沖縄処分

サブタイトル1~10
台湾引揚者の悲哀
編著者名
津田 邦宏 著
出版者
高文研
出版年月
2019年(令和1年)6月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
334p
ISBN
9784874986820
NDC(分類)
219.9
請求記号
219.9/Ts34
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

はじめに
 
第一章 沖縄は植民地・台湾に近づいた
南方澳は沖縄漁民の港になった
台湾と先島諸島を「内海」がつなぐ
先島諸島に移住した台湾人もいた
 
第二章 「戦地」台湾に疎開する
台湾に沖縄人の足跡をたどる
台湾への「テン出」は国策だった
沖縄の精鋭部隊は台湾に転進した
 
第三章 敗戦は台北の街を変えなかった
戦時下の合言葉は「台湾一家」だった
玉音放送は日常生活に飲み込まれる
台湾の山河は祖国に還った
大陸出身「外省人」が支配する
 
第四章 蒋介石は琉球の中国帰属を考えた
琉球政策は大戦中から論議される
帰属問題はカイロ会談から外された
日本軍を無傷で接収する
沖縄人将兵を日本軍から分離する
 
第五章 沖縄人は「琉球人」になった
日本人は琉球人を残して引揚げた
琉球官兵が日本人引揚げを支える
沖縄人は南方澳に殺到した
沖縄同郷会が疎開者を守る
旧総督府は疎開者救済所になった
奄美人も「琉球人」になった
台湾に暮らした朝鮮人もいた
 
第六章 沖縄本島の引揚げは遅れる
「軍事的必要性」が帰郷を拒否する
沖縄本島の「食糧不足」に根拠はなかった
米国は中国の琉球政策に同調する
日本政府は「琉球」を追認する
 
第七章 沖縄の戦後は「琉球」から始まった
「アメリカ世」の故郷に帰る
「琉球人」意識が堰を切る
二人の主席は日本復帰を求めた
「国境」に変わった海を往来する
二・二八事件は沖縄人も巻き込んだ
与那国から台湾を望む日がある
 
あとがき