平成の天皇と戦後日本
- サブタイトル
- 編著者名
- 河西 秀哉 著
- 出版者
- 人文書院
- 出版年月
- 2019年(令和1年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 192p
- ISBN
- 9784409520789
- NDC(分類)
- 288
- 請求記号
- 288/Ka96
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 『明仁天皇と戦後日本』(洋泉社,2016年刊)の増補版 主要参考文献・主要史料: p181-185 関連年表: p187-192
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに―「平成流」の皇室と国民意識
「日本人の意識」調査/国民意識の変化
第一章 新しい皇太子像の創出
誕生から敗戦まで/GHQによる天皇制民主化策/象徴天皇制の誕生/アメリカからの家庭教師/平和主義の原点/君主としてのあり方を学んだ小泉信三の教育/「新生日本」の代表者/天皇退位論の再登場/立太子の礼への関心/吉田茂の思惑/その後への懸念/マスメディアからの反
応/「何よりもまず人間として」/吉田路線への反発/初の外遊が決定/「公事」―公的行為の原型/西ドイツ訪問問題/昭和天皇イメージの変化を促す/政府・宮内庁・マスメディアの一体化/国外マスメディアへの対策/アメリカの戦略/創り出された皇太子像
第二章 ミッチー・ブームとその後
「ご成婚」への評価/先例としての孝宮の結婚/さらに過熱する順宮の結婚/皇太子妃候補報道のはじまり/週刊誌創刊ラッシュという追い風/『孤獨の人』/皇太子妃選考の本格化/正田美智子の浮上/国民的ブームの到来/都市中間層の論理との合致/「恋愛結婚」かどうか/
宮内庁の誤算/皇后からの反対/ブームが残したもの
第三章 次期天皇への芽生え
積極的な外交のスタート/アメリカ訪問の再浮上と日米のかけひき/安保闘争の狭間で/日米親善としての訪米/戦争へのまなざし/激戦地フィリピンへの訪問/定型的な応対と戦争認識の深化/次期象徴天皇として/沖縄への関心/ひめゆりの塔事件/人気のない皇太子/
乖離するイメージと実態
第四章 新天皇の意志
天皇に即位/「国民と苦楽をともにする」/「不幸な一時期」報道/日本側の責任に言及/継続する皇室外交/中国訪問をめぐる動き/被災地への見舞い/戦後五十年にあたって/慰霊の旅/「開かれた皇室」への反発/相次ぐ皇后批判記事/美智子皇后が倒れる/
マスメディアの関心と天皇の意志/マスメディアの柱は「開かれた皇室」
終章 「平成流」の完成へ
相次ぐ災害と被災地への思い/戦争の記憶への取り組み/マスメディアの論調の変化/「生前退位」騒動の始まり/いつから退位を考えたのか/「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」/世論の反応と特例法/明仁天皇と戦後日本
あとがき
主要参考文献
関連年表
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