加藤周一青春ノート
ノートⅠ (1937年~1938年□月)
〔若い菊地寛は芥川龍之介に似ている・・・〕/〔寒い風景〕/石川達三「生きている兵隊」覚書
ノートⅡ (1938年3月〔あるいは4月〕~193□)
私の見た惇二君/ 分譲地/インテリ/追分にて 或る日/軽井沢にて
ノートⅢ (1938年9月~1939年1月)
旅の日記/故郷と伝統と/断片/〝似ている!〟/マルキシズム/化粧する自由主義者
ノートⅣ (1939年1月~1939年5月)
戦争と文学に就いて/続・戦争と文学に就いて/フェミニスト/危検思想/抒情精神/小林秀雄/国家と文化(下田講師の問題に対する草稿)/出征する人々
ノートⅤ (1939年6月~9月)
藤澤正自選詩集 一九三八/人生は一行のボードレールにも若かない/O氏に関するノート/人物記/山日記〔山の家のテラスで・・・〕/神に感するノート。/浅間山とのDIALOGUE/〔御無沙汰していました〕/〔最も俗悪なものは・・・〕/〔湧きあがる雲は・・・〕/
音楽に就いて/戦争に関する断想/その後に来るもの/中原中也論/健康行進曲
ノートⅥ (1939年10月~1940年)
AUTOBIOGRAPHIE/覚書/ナルシスの手帖/二葉亭四迷/青山脳病院/日記―14・11・21(火)/日記―14・11・24(金)/日記―14・11・28(火)/日記―14・12・1(金)/日記―14・12・5(火)/日記―14・12・18(月)/日記―14・12・22(金)/小林秀雄論序/
私が生物学教室で学んだことは・・・/立原道造論序/立原道造論覚書
ノートⅦ (1940年5月~1941年5月)
音楽会の断想/覚書/純粋の一句を繞りて/ジョルオジュ・ガボリイの詩集「女たちだけのための詩」から。
ノートⅧ (1941年5月~1942年4月)
一九四一年/「学生と時局」と云う目下流行の問題に関連して/FRAGMENTS(生存競争/嘗て金槐集の余白に) /鷗外・ブロック・ポール・ヴァレリー/或る音楽会/一九一四年夏/一九四一年十二月八日/UN FILM RETROUVÉ /
絶望的なヨーロッパの話、ヒューマニズムの運命に就いて。/岩下師の言葉/二月十八日の日記/教育/青春/春/断片/ルネ・ラルウが仏蘭西心理小説の系譜
解説(鷲巣力)
あとがき
「青春ノート」関連年譜(半田侑子)
ノートの全容