昭和の映画ベスト10
はじめに
第一部 男優べスト10
長谷川一夫 (昭和59年没) 誰もが憧れた永遠の二枚目
三船敏郎 (平成9年没) 日本一の名優、世界のミフネ
渥美清 (平成8年没) 寅さんひとすじ、庶民派俳優
高倉健 (平成26年没) 偉大な大根役者から寡黙な演技派へ
市川雷蔵 (昭和44年没) 美男で演技派、日本映画界の貴公子
勝新太郎 (平成9年没) 役者バカを演じて半世紀、座頭市とともに
萬屋錦之介 (平成9年没) 東映時代劇の黄金期を支えた重鎮
石原裕次郎 (昭和62年没) 日本で最も愛された男
菅原文太 (平成26年没) アウトローを演じて一躍スターに
仲代達矢 (現役・無名塾主宰) 重厚な演技で日本映画を牽引
第二部 女優べスト10
田中絹代 (平成9年没) 日本映画史を生き抜いた大女優
李香蘭 (後・山口淑子) 日中戦争の狭間で翻弄された銀幕の名花
原節子 (平成27年没) 永遠の処女、伝説の女優、その讃美は止まらない
高峰秀子 (平成22年没) 天才子役から国民的ス夕ーへ、女優が嫌いだった大女優
京マチ子 (平成31年没) 特異なキャラクターで国際グランプリ女優へ
美空ひばり (平成元年没) 大衆娯楽映画の女王だった歌謡界の女王
岩下志麻 (現役) 清純派から極道の妻まで!変幻自在の名女優
吉永小百合 (現役) 清楚で美貌、昭和を鮮やかに駆けぬけた銀幕ス夕ー
富司純子 (前・藤純子、現役) 女を封じて悪を斬る「緋牡丹博徒」で一世風靡!
薬師丸ひろ子 (現役) 時代を疾走した日本一のアイドルスター
第三部 作品べスト10
「東京物語」(28年) 小津安二郎監督、家族愛を描いた名作
「七人の侍」(29年) 世界を席巻した日本映画の金字塔
「二十四の瞳」(29年) 日本映画史上不朽の名作
「椿三十郎」(37年) 歌舞伎調の時代劇を斬る!
「浮雲」(30年) 複雑な男女愛を描いた成瀬巳喜男監督の最高傑作
「飢餓海峡」(40年) 内田吐夢監督の圧倒的執念が凝縮された巨編!
「男はつらいよ」(44年) 国民映画となった下町の人情劇
「仁義なき戦い」(48年) 仁義にツバ吐くやくざの実態を描く群像劇!
「砂の器」(49年) 人間の運命を追って胸迫る感動作!
「幸福の黄色いハンカチ」(52年)ロード・ムービー映画の傑作
あとがき