図書オワラナイ ラブレター000064585

終わらないラブレター

サブタイトル1~10
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」
編著者名
桜林 美佐 著者
出版者
PHP研究所
出版年月
2009年(平成21年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
235p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/Sa46
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

まえがき

第一章 日赤看護婦たちの戦争
 日本赤十字社と戦争
 引き揚げ船での過酷な看護
 生きて祖国の土を踏ませたい
 「軍人さんよりも軍人らしかった」看護婦たち
 日赤に終戦はない
 「従軍看護婦」とはどういう人たちか
 極寒の大陸での初勤務
 炎熱のフィリピンへ
 山中を逃げまどう日々
 終戦、そして日本へ
 残された者にできること

第二章 病院船「氷川丸」の戦後
 客船から病院船へ
 「氷川丸」船員が味わった屈辱
 「縁結びの船」での出会い

第三章 沖縄を守ろうとした人々
 中止された海上特攻作戦
 極限状況の中で起こった集団自決
 沖縄戦に学ばない日本人
 誤った歴史を後世に残してはならない
 渡嘉敷島における「軍」と「村民」の姿
 現代を生きる我々が受け止めるべきこと

第四章 今なお戦友とともに
 百万頭のけなげな戦友達
 念願の騎兵少尉に
 敵軍に城内侵入を許した失策
 惨憺たる結果を招いた五原作戦
 騎兵から落下傘部隊へ
 栄光の天覧演習
 「とうとう、時が来た」
 それぞれの別れ
 残された行動記録
 亡き戦友たちの思いを残すために
 富獄特別攻撃隊

第五章 終わらないラブレター
 「防大安浦会」のアイドル
 「日曜下宿」の未亡人
 出会い
 送られてきた預金通帳
 手紙でのプロポーズ
 束の間の再開
 新郎のいない結婚式
 最後の手紙
 夫の最期
 「遺族」として生きる決心
 「八十八歳のラブレター」

第六章 少年たちの戦争体験
 「護国の鬼」の必死の抵抗
 サイパン島陥落
 東京大空襲 その一
 初めて意識した終戦
 敗戦後の戸惑いの日々
 今も残る占領政策の痕
 東京大空襲 その二
 地獄絵と化した言問橋
 浅草を見守り続ける大銀杏
 戦争の呼称に込められた思い
 軍歌とともにあった「大東亜戦争」
 宿題は干草作り
 初めてどぶろくを飲んだ夜
 拭えない「東京裁判」への疑問
 不動の人

第七章 ある飛行機乗りの航跡
 最高齢の「現役」パイロット
 難関を突破して予科練に合格
 二十一歳にしてメインパイロットに
 「遺書なんて書くな」
 解除された特攻命令
 凄まじい体験も「いい経験」

あとがき
参考文献・取材協力