図書目録リクグン ノ オウボウ ト タタカッタ サイオンジ キンモチ ノ シツイ資料番号:000064518

陸軍の横暴と闘った西園寺公望の失意

サブタイトル
政党政治の育成を目指した上級公卿の挫折
編著者名
鈴木 荘一 著
出版者
勉誠出版
出版年月
2019年(平成31年)3月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
182p
ISBN
9784585222323
NDC(分類)
312
請求記号
312/Su96
保管場所
閉架一般
内容注記
主な参考文献: p179-182
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

まえがき
 
第一章 政党政治家西園寺公望の活躍
西園寺公望の登場
第一次桂太郎内閣
第一次西園寺公望内閣
疑似政権交代システムとしての桂園時代
第二次桂内閣の財政再建努力
第二次西園寺内閣は二個師団増設問題で倒れる
第三次桂内閣は第一次護憲運動で倒れる
新たな元老西園寺公望が山本権兵衛を指名
第二次大隈内閣は日英同盟に基づき第一次世界大戦に参戦
 
第二章 山県有朋が政党政治を妨害
山県有朋が第二次大隈内閣の親英米外交を不満とした
第二次大隈内閣に対する山県有朋の倒閣運動
寺内正毅内閣の対中国外交の失敗
原敬内閣が山県外交を継続
高橋是清内閣がワシントン会議で日英同盟を廃棄
 
第三章 大正デモクラシーにおける「憲政の常道」
ワシントン体制に順応した加藤友三郎内閣
「憲政の常道」の確立
第一次若槻内閣は軟弱外交と批判され総辞職
内政を重視した田中義一内閣の瓦解
浜口内閣のロンドン海軍軍縮条約と鳩山一郎の統帥権干犯論
第二次若槻内閣のとき満州事変が発生
犬養毅内閣の金輸出再禁止と五・一五事件
 
第四章 五・一五事件による政党政治の終焉
裕仁皇太子はイギリスを訪れ立憲君主制への理解を深めた
宮内大臣牧野伸顕が昭和天皇による天皇親政を目論む
内大臣牧野伸顕が昭和天皇に天皇親政を慫慂
昭和天皇は天皇親政に転換なされた
 
第五章 テロへの配当としての斎藤実内閣
昭和天皇は政党政治を終焉させて斎藤実内閣を作った
近衛文麿は「憲政の常道」による政党政治の継続を主張
斎藤実内閣の発足
斎藤内閣の満州国承認と国際連盟脱退
軍令部長伏見宮博恭王による軍令部優位と海軍条約派の粛清
帝人事件により斎藤内閣総辞職
復権を目指した元老西園寺公望が岡田啓介内閣を成立させた
 
第六章 二・二六事件後の粛軍
陸軍の四派閥
第二次若槻内閣の満州事変不拡大方針
統制派のリーダー永田鉄山の対支一撃論
皇道派小畑敏四郎・荒木貞夫の対支不戦論
陸軍三長官
統制派の領袖永田鉄山VS皇道派真崎甚三郎の対立
相沢三郎中佐が永田鉄山軍務局長を斬殺
二・二六事件における昭和天皇の断固鎮圧方針
統制派のニュー・リーダー武藤章中佐の台頭
二・二六事件後の広田弘毅内閣の組閣
軍部大臣現役武官制復活と日独防共協定
腹切り問答による広田内閣総辞職
 
第七章 宇垣一成を擁立した西園寺の失脚
宇垣一成への大命降下
陸軍省軍務局が宇垣一成の組閣を妨害
昭和天皇は優詔を下さなかった
元老西園寺公望の失脚
林銑十郎の首相就任
食い逃げ解散敗北により総辞職
元老西園寺公望の死
 
主な参考文献

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