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植物油の政治経済学
サブタイトル1~10
大豆と油から考える資本主義的食料システム
編著者名
平賀 緑 著
出版者
昭和堂
出版年月
2019年(平成31年)3月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
xii, 234p
ISBN
9784812218105
NDC(分類)
611
請求記号
611/H63
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
2018年4月に京都大学大学院経済学研究科に提出した博士学位論文「資本主義的発展に伴う食の変容 : 日本における植物油供給体制の形成過程]をもとに加筆・修正を加えたもの (あとがきによる) 参考文献・資料一覧: p219-234
和書
目次
まえがき
序章 資本主義的食料システムを考える
なぜ植物油に注目するのか
農業・食料への政治経済学的アプローチ
フードレジームの枠組みに日本を位置づける
本書の課題と研究方法
本書の構成
第1章 日本の近代的国家建設と製油産業の成立―19世紀~第一次世界大戦期
植物油の前史
満洲への進出と大豆経済への参入
輸入原料と近代的製油産業
大豆の国際貿易の発展
考察
第2章 油脂産業の発展と油粕・植物油の用途拡大―世界大戦戦間期を中心に
先行研究と時代背景
近代におけるナタネ油の市場開拓
大豆粕と大豆油の用途拡大と新たな市場開拓
硬化油と総合的な油脂加工産業への発展
財閥・商社による食材産業の支配
石油化学工業発展前の軍需と植物油の関係
考察
第3章 米国産大豆による製油産業の再建―戦中~戦後再建期
戦時統制による油脂産業の一元化
米国産大豆を活かした戦後の再建
米国産大豆による植物油の供給増加
食品コンビナート構想―国土計画による「海工場」の強化
考察
第4章 食用油の需要拡大を促した構造―高度経済成長期を中心に
戦後日本における植物油の急増
日本側主体による油脂の消費増進キャンペーン
関連産業による大口需要増加の構造
総合商社によるインテグレーションの展開
考察
終章 資本主義による「食」の変容
本書の要約
資本主義的発展に伴う「食」の変容
今後の研究課題
あとがき
参考文献・資料一覧