おふくろの品格

あとがき
参考文献
はじめに
　
第一章　生い立ち
軍人の父と高貴な母から生まれて／家族団らんの思い出／病弱だった幼少期と、ミーハーだった女学生時代
　
第二章　めぐり逢い
海軍療品廠での出会い／終戦、そして結婚／祖父・鼎三の死
　
第三章　土浦での新生活
食料難の時代／土浦での新しい生活／旧家　奥井家が変わっていく／子どもが生まれる
　
第四章　再び、東京へ
東京への引っ越し／自然豊かな環境に囲まれて／親父のアメリカ留学／従妹一家との交流
　
第五章　教授の妻として
一家で仙台へ／慣れない土地での暮らし／新しい生活／家を切り盛りする／親父・誠一のこと／学生たちとの交流／大学関係者との関係／新しい縁を育む
　
第六章　悲しい別れ
思わぬ不幸／右足を切断する／早すぎる死／残された人たちの思い
　
第七章　新しい旅立ち
再出発／司書を目指して勉強に励む／「コンピューターおばあちゃん」／それぞれの道へ
　
第八章　人生を楽しむ
「人生、一生勉強」／テニス、海外旅行、発展途上国の支援／三つの「親孝行」の贈りもの／三番目の親孝行／おふくろからの手紙
　
第九章　天に召されて
東日本大震災とその後／介護付き施設への入居／近づく死の影／最期のとき
　
第十章　まことの人の愛を
「おふくろを偲ぶ会」の開催／それぞれの思い／「喪中のお知らせ」ならぬ「引っ越し案内」を／平凡なようで、普通でない人生／おふくろは、いつまでも心の中に