図書目録コチズ ワ レキシ ノ ショウゲンシャ資料番号:000064365

古地圖は歴史の証言者

サブタイトル
大東亜戦争と災害を語る
編著者名
菊地 正浩 著
出版者
暁印書館
出版年月
2019年(令和1年)5月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
174p
ISBN
9784870151796
NDC(分類)
448
請求記号
448/Ki24
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
参考文献: p171-172
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに
 
第一章 古地図の歴史を遡る
地図の歴史を簡単に遡ってみよう
地圖と和紙―地図を語るなら和紙を語らねばならない
地図から読む戦争・災害
樺太北緯50度、日本最初で最後の国境線標石設置
平成の大地動乱期
 
第二章 大東亜戦争と古地図
戦争と地図の統制
明治維新後における地図作製と測量史実
大日本帝国参謀本部陸地測量部創設から戦争への道―戦争には地図が必要との再認識
戦争に必要な地図作製の組織体制づくり
陸地測量部―戦争時代に突入し地図の統制が始まる
「地図会社は一社に限る」内閣総理大臣東條英機の指令書
戦局悪化による陸地測量部の疎開―大本営参謀本部と天皇・皇后は長野県松代へ、陸地測量部は波田村国民学校へ
終戦間近の兵要地理調査研究会
米軍の日本地図作製について
20世紀は戦争の時代―「現世界大戦・戦闘経過・記録大地図」が語る
では一体、大東亜共栄圏方面(含む北方)で何が起こっていたのか―戦況日誌の記録を読み解く
外邦図とは何か
外邦図の測量と作製の流れ
外邦図と世界地理風俗大系
外邦図を買い求める長蛇の列
多くの外邦図を生んだ大東亜共栄圏
大東亜共栄圏の建設を基本とした国家戦略「基本国策要項」
大東亜共栄圏構想の背景
外邦図にみる国・島の改名
南洋諸島と日本の関係―日本語には多くの南洋語が
当時の各地域の背景と独立への道
大東亜共栄圏構想についての地理教育
大東亜戦争が残した傷跡―進まない遺骨収集
現在、日本の作製した外邦図は東南アジア諸国からも熱い視線が向けられている。これほどの地図は彼らの国にはないからである
近世古地図は経緯と事実を一番知っている歴史の証言者である
先人は訴えている―社会地理・地形図の辨
日本の陸軍・海軍の戦力喪失について―どのように進出・侵攻・占領し、どのように敗退・撤退・消滅していったか
東京国際軍事裁判について
終戦後、サンフランシスコ平和条約締結でも悲劇は続いた
歴史教科書問題について―長江デルタ一帯での戦闘による戦死者が、南京大虐殺30万人説にすり替えられた
地図が証言「大東京戦災焼失区域」―阪神淡路大震災地図作りにも生かされる
「全国主要都市戦災概況圖」が語る日本列島の空襲被害
戦災が残した「戦争孤児」―鐘の鳴る丘
地震150年サイクル
大地震と歴史的事件は交互に発生している―戦災と災害の二重苦に苦しんだ近代日本建設
19世紀後半の活動期における記録(Mは全て推定値)
地図のデジタル化と平和利用―地理・地図教育の変化
 
コラム
関東大震災(神奈川地震)の災害状況を世界に発信した南相馬市の無線塔
日本の軍事施設について
主な国名・地名解説
大東亜共栄圏構想の人材育成・教育について「南方特別留学生(通称南特)」
戦艦ミズーリ号上での降伏文書は日本の手漉き「白石和紙」
西遊記の玄奘三蔵法師日本へ分骨
 
参考文献
あとがき

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