図書キミ ガ ユク000064292

君がゆく・・・

サブタイトル1~10
夫として父として野崎利守が戦地から出した77通の軍事郵便
編著者名
野崎 寿鶴子 著/野崎 逸郎 著
出版者
日高節夫
出版年月
2001年(平成13年)5月
大きさ(縦×横)cm
25×
ページ
74p,図版 [6] p
ISBN
NDC(分類)
289
請求記号
289/N98
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

序の歌(軍事郵便発見・想夫憐(そうふれん))(野崎寿鶴子(すずこ))
 
父・野崎利守(としかみ)が家族に残した手紙 77通の軍事郵便
兵役の期間(昭和18年6月1日より昭和22年9月18日まで)
至急、下関(旧駅)まで会いに来い 大陸へ出征する (1)~(2)
こまごまと挨拶まわりを指示 (3)~(5)
体が第一、勉強第二 息子を逞しく育てたい男親の心情 (6)~(9)
字余りの俳句に留守宅をしのぶ心が見える (10)~(14)
小倉・妙見神社に武運長久を祈る家族の姿を思い浮かべる (15)~(18)
背丈も伸びよ、体重も増やせ (19)~(20)
二等兵の月給15円70銭 天引き貯金9円、手取り6円70銭 (21)~(34)
突如として託送の手紙が届く 隊長の内地出張を機会に託したものらしい 検閲なしで、心を許せる人に本音を記して託したか? (35)~(43)
鉛筆書きが続く、万年筆がこわれたか? (44)~(46)
出征中の留守宅給与減額を心配 (47)~(49)
ひたすら体位向上を願う親心 (50)~(51)
家族待望の写真が届き、大笑いしろと照れている (52)~(54)
最前線で内地・北九州への敵機来襲を心配 (55)~(61)
汝 生来、あわて性だから、あわてて怪我するな (62)~(66)
 
絵葉書郵便
一学期の成績はどうか、疎開はどうする? (67)~(70)
息子の宮崎からの一人旅に目を細める (71)~(74)
少々金を送ったから逸郎においしいものでも買ってやれ (75)~(77)
 
日本と満洲(参照地図)
 
父の軍事郵便を再び読み終って
父に赤紙(召集令状)が来た
「何度叩かれたの?」「ばかやろう」(第1信)
海拉爾(はいらる)に無事到着(第2信)
こまごまと挨拶回りを指示(第3信、第4信)
運動会の御馳走、父の留守中は不満があってもわがままいうな(第11信)
ただひたすら伸びよ、大きくなれ、重くなれ(第19信)
隊長に金ことづけてくれ、送ると貯金させられるから(第35信)
褒美をやれ、なにか買ってやれ(第39信)
逸郎は健康第一、体位向上第一、二、三がなくて四が勉強
隊長・西村中尉と会った電車通りの大分合同銀行ビル・出光興産(第44信)
隊長にことづけたお金で写真を撮って送ってきた 写真写りは下手だと、みずからハハと笑っている(第52信)
最前線で、北九州の空襲を心配(第55信)
中学か、商業か、門司中学にやって資質を見よ(第69信、第70信)
夏休みに宮崎に・・・北九州の空襲を聞いて帰心矢のごとし 駅長に頼んで切符を買い、母を慕って一人旅(第71信)
君がゆく、道は長手をくりたたね・・・
 
万葉は私の心の叫びと共感(同人誌への原稿より)(野崎寿鶴子)
 
父のアルバムより(ノンブルなし)
父・野崎利守 戦死の顛末 記録
フィリピン ルソン島(参照地図)
父・野崎利守が家族に宛てた 12通の出張先からの便り
戦前編 (民間人の時代)(昭和13年3月23日より昭和18年3月13日まで)
絵葉書いろいろ
父・野崎利守 年譜
あとがき