本当はこうだった南京事件
- サブタイトル
- 編著者名
- 板倉 由明 著
- 出版者
- 日本図書刊行会
- 出版年月
- 1999年(平成11年)12月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 534p
- ISBN
- 4823105044
- NDC(分類)
- 210.7
- 請求記号
- 210.7/I87
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参考文献: p523-528
- 昭和館デジタルアーカイブ
「南京事件」に関する警醒の書―推薦の言葉に替えて(原剛)
はじめに
南京攻略戦関連年表
第一章 「虐殺」と「南京大虐殺」
「虐殺」とは
「南京大虐殺」とは
南京事件を考えるための基本資料
第二章 新聞報道と中山門一番乗りの謎
上海から南京へ
南京防衛の情況
安全区の設定
南京攻略命令下る―日本軍の進攻
外郭陣地戦闘の概況
日本中を巻き込んだ大騒動―「南京陥落」報道
中山門一番乗りをめぐる論戦
「一番乗り」の真相は
高崎説への反論と新聞報道
第三章 南京占領と城外で起きたこと
光華門と歩兵第三十六聯隊の「一番乗り」
歩兵第十九聯隊の湯水鎮救援
第十軍の城壁攻略
西郊での遭遇戦
歩兵第四十五聯隊の捕虜所見
馬群の捕虜処分
百人斬余聞
歩兵第六十六聯隊 雨花台事件
歩兵第六十五聯隊 幕府山事件
第四章 城内の混乱と残虐行為
マスコミ、外国資料に見る南京陥落
中国軍の退却と混乱
日本軍の入城
負傷兵の処置
城内掃蕩での虐殺(上) 司法部事件
城内掃蕩での虐殺(中) 安全区掃蕩
城内掃蕩での虐殺(下) 下関虐殺
挹江門の死体は戦死か虐殺か
第五章 『南京戦史』と南京事件の数量的把握
南京事件研究の転機・『南京戦史』発刊
変容の兆し
数の重要性と算出の方法論
南京保衛軍当初兵力の考察(表10参照)
南京保衛軍の行方(表11参照)
南京事件における「虐殺数」の考察
第六章 ラーベ日記と南京の「新事実」
支那事変への拡大
南京防衛と国際委員会(安全区)
日本軍入城
婦人暴行と慰安婦
安全区での乱暴狼藉
「略奪」考
国際委員会の抗議
十一人殺しの謎
虐殺数は? 犠牲者五?六万?
ほぼ公正なラーベ日記
第七章 「大虐殺」の目撃証言者 曾根一夫の虚構を暴く
ニセ証言の代表者たち
「南京虐殺」のザンゲ屋「曾根一夫」の正体
曾根氏の身元
南京への行軍
ニセ日記
南京の占領
南京での見聞
ニセ写真
曾根日記の総括
第八章 角良晴証言の全貌
角証言の反響
角証言の紹介
角証言批判
冷静な検証を怠った大虐殺派学者
第九章 松井大将「涙の訓示」の錯誤
十二月十八日、慰霊祭後の訓示は無かった
松井大将「涙」論争の経緯
松井大将は何時泣いた?
錯誤の連鎖
「真実」の意味するもの
第十章 「侵略→進出」騒動の渦中で
自虐教科書問題のルーツ、「侵略→進出」騒動
「南京事件」についての「侵略→進出」騒動の効果
騒動の概略
新聞が大きく育てた小さな誤報
「分かり次第、記事に」
K記者のアリバイ
誤報の上塗り
一字に『毎日』の判断が
訂正の五つのチャンス
週間朝日も右に習え
みんなで書けば怖くない
軌道修正の跡
マスコミの素顔を見た
第十一章 歴史教科書への抗議 その一 曾根著作と東日記の引用
「略奪命令」を載せる高校教科書
出典は『私記・南京虐殺』と「東日記」
削除・書き換えの要求と決着
第十二章 歴史教科書への抗議 その二 中島日記の引用
捕虜ハセヌ方針ナレバ―批判
処理セシモノ約一万五千批判
水増しの戦果報告の実態
江上撃滅数への不信
「数」は如何に当てにならないか…捕虜
太平門一千三百の実相
「七〇〇〇人の捕虜虐殺」について
中島日記は教科書に不適当
中島のエピソード
第十三章 永野法相「南京大虐殺デッチ上げ」談話をめぐる騒動
永野法相「南京大虐殺デッチ上げ」談話騒動
各新聞社の非難大合唱
新聞各社の報道ぶり
南京大虐殺と南京事件
「南京大虐殺」は固有名詞
「謝罪」…その調査と実態は?
注目すべき二つの新聞記事
第十四章 毎日新聞との場合 太田供述書をめぐる報道犯罪
平成二年十二月十四日夕刊の記事
下関(シャアカン)―毎日新聞記事の舞台
『毎日』への抗議と回答
太田供述書の示すもの
梶谷日記
梶谷日記による太田供述書検証
撫順裁判と太田供述書
自白偏重と江口教授の「談話」
江口教授からの書簡
毎日新聞社への再度の抗議
毎日新聞社の結論と処置
結論
第十五章 拝啓、朝日新聞社殿
朝日社説の主張
石原発言
石原発言後の「大虐殺」報道
ニューヨーク・タイムズ全面意見広告
『朝日』社説の重要性
公開書簡と朝日返書(第一往復)
公開書簡第二信
コラム「窓」と野村氏への回答
朝日回答2と公開質問書第三信
野村氏への「脅し」と抗議
朝日最終回答
『朝日』と本多記者のヤブヘビ
社説問答の結論
第十六章 岩波書店の歴史の真実
岩波書店の第一信
岩波書店からの回答一
岩波書店の第二信
岩波書店からの回答二
岩波書店の第三信
追悼(日本大学法学部教授・奏郁彦)
板倉さんと南京事件裁判(弁護士・高池勝彦)
南京大虐殺の天敵 板倉由明先生を偲ぶ(歴史教科書研究家・上杉千年)
父 板倉由明と南京事件(真由美)
原稿出典一覧
参考文献
主な著作・評論
著者略歴
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