図書イクサ アラスナ000064064

いくさ、あらすな

サブタイトル1~10
「レポート・アルロンシャン」と深田信四郎の願い
編著者名
高橋 健男 編著者
出版者
新潟日報事業社
出版年月
2015年(平成27年)3月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
341p
ISBN
NDC(分類)
289
請求記号
289/F71
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

二龍山開拓団現地並びに慰霊祭写真

序 戦争の記録と記憶を伝え続けること
1 二〇〇号記念誌『いくさ、あらすな』をめぐって
2 二龍山開拓団と二龍山会、その会報
3 「レポート・アルロンシャン」の意義
4 いま私たちのすべきこと

第一部 集団第九次二龍山開拓団小史
1 渡満、入植、入植地
2 営農・生活状況
3 日本敗戦時・敗戦後の状況
4 辛苦の難民生活
5 殉難・帰還と慰霊
 殉難碑建立/慰霊祭/慰霊訪中
 参考資料「『二龍山会』最後の慰霊祭」(三條新聞、二〇一三年八月二九日付記事)

第二部 深田信四郎手記『断層』
1 深田信手記「なぜ、どうして 二龍山開拓団の終末」
2 深田信四郎手記『断層』
3 復刻「生還の記」
 根こそぎ動員/離団/最初の犠牲/大掠奪/難行/第二の犠牲/抑留生活―北安にて―/長春第一歩/涙も尽きた/男子団員来る/対面/生活と闘う/幽霊屋敷/薪の話/春来る/新潟県人会/愛は国境を越えて/さらば満州よ/誇りを持て
4 短歌「敗戦回顧五十首」と「白旗」
5 深田信遺詠

第三部 「レポート・アルロンシャン」と深田信四郎の願い
一 「レポート・アルロンシャン」とは
1 二龍山会会報「レポート・アルロンシャン」
2 「レポート・アルロンシャン」の歩み
3 深田信四郎の意志の景勝
 参考資料「旧満州県人開拓団『二龍山会』解散/絆結び65年最後の会報発行/不戦の願い後世に託し」(新潟日報、二〇一三年一二月一七日付記事)
二 深田信四郎の人となり
1 執念の人
2 気負わず続ける
3 学校、教育と深田信四郎
 二龍山在満国民学校での生活/長春安民地区日僑小学校の開設
4 「原人」校長の卒業式式辞
5 深田信四郎をしのぶ
三 深田信四郎の願い
1 平和への願い、「いくさ、あらすな!」
2 生まれいずる命の尊さ
3 叱咤激励、「卑屈になるな、胸張って進め!」
4 友と愛と、そして「団結せよ!」
5 戦後開拓、「さあ立ち上がれ!」
6 中国残留日本人孤児、「私だって帰りたい……」
四 それぞれの体験、それぞれの感慨
 なぜ頑是ない子供たちが……/匪賊とは何ぞや/二龍山開拓団の方々とのかかわり/母親とはこんなに強くなれるものか/『二龍山』、まだ読めないでいます/哀切な祈りを/女の敗戦/吉林に難民を迎えて/断腸の思い/避難民の看護に/孤児と母の愛情と/生贄にされてしまった―私はこうして満洲に残された―/どうしても日本に帰りたい/異境の弟妹を想う/なぜ大陸に渡ったか/戦争に反対しよう/戦争ということを考えさせられました/なぜ昭和史に載らないのか
五 多種多様な情報
1 開拓団逃避行
2 各種団体との交流
3 著名人からの投稿や著作

第四部 「レポート・アルロンシャン」解題
一 解題「レポート・アルロンシャン」全二五〇号
1 解題凡例
2 解題「レポート・アルロンシャン」
二 解題「いくさ、あらすな」全一二号
1 休刊、一転続刊発行
2 解題「いくさ、あらすな」

おわりに
参考・引用文献