図書オイタチ ノ キ000064055

生い立ちの記

サブタイトル1~10
子どもの頃戦争があった
編著者名
松崎 公男 筆者
出版者
出版年月
2002年(平成14年)10月
大きさ(縦×横)cm
26×
ページ
228p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/Ma92
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

◇第一部 生い立ちの記―子どもの頃戦争があった―

幼児期の私
わが家の系譜/二・二六の日に死にかけた/縁側から「しいーっ」/祖父の記憶/生前の祖父/宮参り/子守のすみちゃん/妹の誕生/二歳年上の姉/公男はえらい/戦艦「長門」に乗った/チンチン電車の廃線と川越線の開通/雄蝶雌蝶/小ヶ谷の河原/つらかったしもやけ/じんま疹/二歳年下の弟/おばけ、ひとだま、かくねざとう

小学校入学の頃
昭和十五年入学/柱に釘一本/石版と石筆/音階はハニホヘトイロハ/二宮金次郎と立体地図/小使いさん/傘をまちがえられた/たぬきを見に行く/「坊ちゃん刈り」と「ぼく」と「おれ」/弱虫だった私/絵をたくさんかいた/教育勅語と奉安殿/紀元二千六百年記念式典/炬燵の絵が描けない/学芸会にいじめっ子に/一等賞・皆勤賞をもらう/母の退職

小学校二年生の頃
大野先生が病気に/国民学校になった/慰問袋/日米開戦/生活物資が乏しくなる/金属回収/中耳炎でしばしば休む/恥ずかしかった漏斗胸/バナナが届いた/簡素だったくらし

小学校三年生の頃
絵のライバル/弟が一年生になった/作品展に入賞してしまった/ほうきで遊んで叱られた/その頃の運動会/朝礼で朗読する/道草の記憶/奈良君に怪我をさせてしまった/上級生にからかわれた/当時の遊び

小学校四年生の頃
殴る先生/展覧会の作品作りに悩む/末弟、洋士の誕生/出征兵士を送る/楽しかった模型飛行機作り/防毒面のこと/木から落ちた/おしくらまんじゅう/「弁当あっため器」

小学校五年生の頃
軍国教育/副級長解任/やりたかった「腰手拭い」/生活物資の欠乏逼迫/決戦畑/干し草十貫目/大好きな工作/模型飛行機大会/空襲間近、防空壕を掘る/父は学童疎開の引率で福島へ/疎開の子が増えた/白井君のこと/母の死/過労で死んだ母/母なきあと/雪合戦のできごと/いよいよ空襲始まる/川越から見えた三月十日の大空襲

小学校六年生の頃
戦闘機が飛んで来た/焼夷弾の燃焼実験/姉は学徒動員で横河電機へ/学校で縄ないを習った/学校で豚を飼った/学校に軍隊がやって来た/食糧不足極まる/敗戦を予感する/入れなかった防空壕/米軍機B29の撃墜を見た/川越に落とされた爆弾/ビンタを止めさせた先生/八月十五日…………終戦の日/敗戦をどう受け止めたか/墨塗り教科書/においガラス/川越に米兵がやって来た………もらったチョコレート/様変わりして来た学校/父が自分の学校に赴任して来た/英国国歌を覚えさせられた/「軍票」を使う/ボスが打倒された/卒業まで

◇第二部 自分史エッセイ
幼ともだち
八幡神社の祭り
本好きになる
牛弁天の思い出
ナイフ考
はるかなる竹貫
替え歌、戯れ歌、遊び唄

◇あとがき