図書イオウトウ000064006
硫黄島
サブタイトル1~10
中公新書 2525 国策に翻弄された130年
編著者名
石原 俊 著
出版者
中央公論新社
出版年月
2019年(平成31年)1月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
vii, 221p, 挿図, 肖像, 地図
ISBN
9784121025258
NDC(分類)
213.6
請求記号
213.6/I74
保管場所
開架一般
内容注記
主要参考文献:p214-221
和書
目次
はじめに―そこに社会があった
第1章 発見・領有・入植―一六世紀~一九三〇年頃
帆船グローバリゼーションと硫黄列島・小笠原群島
日本帝国の南進論と硫黄列島の領有・入植
砂糖からコカインの島へ
入植地の発展
第2章 プランテーション社会の諸相―一九三〇年頃~四四年
小作人の境遇と抵抗
硫黄島の生活の記憶
北硫黄島の生活の記憶
第3章 強制疎開と軍務動員―一九四四年
南方の島々の軍事化とアジア太平洋戦争
選別される島民の運命―硫黄島
「偽徴用」問題―硫黄島史上最大の闇
全員強制疎開―北硫黄島
第4章 地上戦と島民たち―一九四五年
栗林忠道の「玉砕」神話を超えて
地上戦のなかの島民―須藤章さんの証言
「唯一の地上戦」言説を超えて―帝国崩壊のなかの硫黄島
第5章 米軍占領と故郷喪失―一九四五~六八年
主権回復と硫黄島の秘密基地化―「日米合作」の欺瞞
生活苦と帰島運動―長期化する故郷喪失
補償運動の光と影―島民の間に刻まれる亀裂
再入植地での苦闘―帝国の引揚者の一員として
第6章 施政権返還と自衛隊基地化―一九六八年~現在
硫黄列島民を排除した小笠原「返還」
日米共同利用基地化と絶たれる帰郷の望み
硫黄島に響く『故郷の廃家』―「戦後七〇年」の墓参
終章 硫黄島、戦後零年
あとがき
主要参考文献