証言・南樺太最後の十七日間
はじめに
第一章 日ソ国境地域での戦闘―歩兵第百二十五聯隊・警察官の奮戦
半田陣地
積極的戦闘禁止命令
師走陣地の戦い
国境地帯の補給拠点、古屯をソ連軍が奇襲占領
古屯駅奪回戦
古屯兵舎付近の戦闘―古屯、最後の戦闘
帝国陸軍の華、上村山砲分隊
幻の幌見峠の戦い
局地停戦協定成立
第二章 恵須取方面の戦闘
恵須取の防衛態勢
ソ連軍の恵須取上陸阻止
国民義勇隊の国民義勇戦闘隊への転移命令と恵須取の住民避難
塔路からの住民脱出
大平炭鉱病院看護婦集団自決事件
敗戦後の戦闘―ソ連軍の塔路上陸
恵須取の八月十六日
国民義勇戦闘隊の戦闘加入
女子監視隊の活躍
上恵須取
恵須取方面最高指揮官、吉野貞吾少佐着任
上恵須取空襲
恵須取方面における停戦
恵須取方面からの脱出
内恵道路―地獄の樺太山脈越え
珍恵道路を使っての脱出
第三章 真岡方面の戦闘
ソ連参戦と真岡
大詔渙発、そして歩兵第二十五聯隊軍旗奉焼
ソ連軍の真岡上陸計画
ソ連軍上陸
真岡郵便局電話交換手の自決
相次ぐ自決
四人の真岡中学一年生
ソ連兵の証言
その時、第一大隊本部は
荒貝沢
日本軍軍使、村田中尉一行殺害事件
荒貝沢の戦い
熊笹峠の戦い
豊真線方面宝台附近の戦闘
停戦命令と真岡方面の停戦交渉
第四章 日ソ停戦協定成立と豊原空襲
知取で、日ソ停戦交渉成立
避難民でごったがえす豊原駅前
ソ連機による無差別爆撃
二度目の爆撃
第五章 樺太から北海道へ―三船殉難事件
緊急疎開
大泊港
三船殉難事件とは
三船殉難事件―小笠原丸
小笠原丸轟沈
増毛町住民の救助活動
三船殉難事件―第二新興丸
魚雷命中
敵艦轟沈!
満身創痍で留萌港へ
三船殉難事件―泰東丸
白旗を掲げた船への攻撃
溺者救助
ソ連潜水艦の攻撃は国際法違反
平成二十九年十二月三日、小平町
第六章 ソ連軍政下の樺太を生き抜いた一人の日本人
樺太に残された三十万人
ある日本人の証言
日本統治時代の生活
ソ連占領下の生活
カピタン夫妻との交流
ウクライナ人移住者との共同生活
引き揚げ
あとがき
参考文献