続「事変・戦争での体験」 第七集
一 ミッドウエーに眠る兄(気仙沼市和野・西城レエ子)
兄との別れ 一家に二柱の英霊 豪胆だった兄 横須賀海兵団へ 海兵団の生活 木更津海軍航空隊入隊 兄の最後の便り ミッドウエー海戦 秘密な戦死通知 合同慰霊祭 新月村村葬 それからの父 兄が残した思い出 まとめ
二 師団通信隊で(気仙沼市九条・守文一)
東京で徴兵検査 青年学校入学 主な学習内容 第一乙種合格 第二師団通信隊へ 衣類・物品の支給 臨時兵舎 新兵教育始まる 通信兵とは 竹槍作成 戦陣訓講和 懇切な軍隊手帳 扱き無の内務班 連日の転属・移動・派遣そして訓練
昼夜転換訓練 前橋空襲 無条件降伏 復員下令 床屋で熟睡 まとめ
三 満蒙開拓から台中飛行師団へ(気仙沼市大浦・小野寺信男)
満蒙開拓に憧れて 内原訓練所へ 兄の激励 内原訓練所とは 入所式 主な日課 軽くなった駆け足 食事そして学科 実習での歌声 自給自足 消灯 脱落者 渡満出発式 皇居遙拝そして出港 初めての外地 昌図特別訓練所 残念な不祥事
鉄驪大訓練所 訓練所の組織 秋の収穫 酷寒の生活 現役入隊増える 初めての収穫 二度目の冬 陸軍記念日 馬の受領 志賀開拓団先遣隊 本隊が志賀訓練所へ 開拓村へ昇格 関東軍への食糧補給 婦女子だけの開拓 一時帰郷
哈璽浜第一七七部隊に入隊 浜松航空隊へ 台湾桃園飛行場へ 台中飛行場へ 釜石艦砲射撃 B29の爆撃 重大放送 まとめ
四 海軍志願兵(本吉郡本吉町狼の巣・畠山嘉)
横須賀海兵団へ 海兵団の生活 艦務実習 辻堂演習 「摩耶」で艦隊勤務 青島警備へ 海軍砲術学校へ 「蒼龍」乗組員 大湊防備隊へ 大東亜戦争始まる 千島方面特別根拠地隊へ 択捉から松輪島へ 武蔵湾へ砲台設置 人間魚雷攻撃準備
初めての敵機空襲 艦砲射撃を受ける 第十二航空艦隊へ編制 挺身隊員「孔順」との再会 三重海軍航空隊へ 鳥羽の海岸へ 指揮官失態事件 横須賀特別陸戦隊司令部へ 玉音放送 乱れた道徳 無念な凱旋 まとめ
五 航空通信隊衛生兵として(気仙沼市字長磯鳥子沢・佐藤源太郎)
飛行兵十番の籤 高田第一二一部隊へ 騙された赤飯 短期訓練 衛生兵教育 仙台第二陸軍病院 十七科目の猛勉強 野外訓練 術科の実習 玉浦風と乾布摩擦 面会で 蠅駆除競争 医学部での実習 原隊復帰そして転属 太刀洗飛行場へ
初年兵の疾病 太宰府までの行軍 B29の空襲 グラマンの機銃掃射 若い予科練生 第一四四部隊へ 新川飛行場へ 十三泊十四日の休暇 東北地方の空襲 再度太刀洗へ 原爆投下 児玉飛行場へ 終戦を知らずに 涙して焼いた書類 復員 まとめ
あとがき