図書カゾク ケイカク エノ ミチ000063771

「家族計画」への道

サブタイトル1~10
近代日本の生殖をめぐる政治
編著者名
荻野 美穂 著
出版者
岩波書店
出版年月
2008年(平成20年)10月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
xvi,351,11p,挿図
ISBN
9784000224888
NDC(分類)
334
請求記号
334/O25
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに
 
第一章 避妊が「罪悪」だった頃
子沢山な明治社会
「正しい結婚」としての一夫一婦制
夫婦生活における避妊へのまなざし
新マルサス主義への反応
 
第二章 「しなければならぬ避妊」と「してはならぬ避妊」
サンガーのバース・コントロール運動
日本人知識人たちの避妊是非論
サンガー来日の衝撃
産児調節運動の広がり
運動内部の対立と分裂
避妊法をめぐる模索
「悪疾」論争と「友愛結婚」論争
夫婦生活のエロス化と避妊
 
第三章 堕胎という問題
堕胎を求める人々
妊娠対処法としての通経剤と堕胎
運動関係者の堕胎罪検挙
堕胎法改正運動
 
第四章 「産児報国」の時代
戦時下人口管理体制の整備
目標人口達成への道すじ
国民の反応
 
第五章 国敗れて人口あり
人口過剰問題とGHQ
産児調節への日本側の考え方
優生保護法の成立と中絶合法化
受胎調節の国策化
政府による受胎調節普及事業への地ならし
 
第六章 「家族計画」の時代
人口政策としての家族計画
日本鋼管と企業体の新生活運動
地域における家族計画指導
受容する側の論理と夫婦のエロス
コンドーム優位体制の成立
 
第七章 「中絶天国」がもたらす問い
「いのちを大切にする運動」
優生保護法改正運動と胎児の焦点化
リブの中絶論
水子供養という現象
 
おわりに

引用・参考文献
あとがき
家族計画関連年表
索引