図書アジア タイヘイヨウ センソウ ト セキユ000063759

アジア・太平洋戦争と石油

サブタイトル1~10
戦備・戦略・対外政策
編著者名
岩間 敏 著
出版者
吉川弘文館
出版年月
2018年(平成30年)6月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
9, 188p
ISBN
9784642038768
NDC(分類)
568
請求記号
568/I94
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
文献:p183-188
和書
目次

はじめに
 
第1章 日米開戦前の日本の戦備
日中戦争と日米対立
海軍最初の石油の需給見通し
日本海軍の勝算
 
第2章 真珠湾攻撃
真珠湾攻撃の発想と先例
米国の戦争準備
真珠湾攻撃の作戦案
航続距離延長の油槽艦隊
順調な洋上補給
真珠湾攻撃―見逃された油槽群と工廠―
全滅した作戦参加艦船
第二次真珠湾攻撃
 
第3章 「日蘭会商」から石油禁輸へ
アジア・太平洋戦争の前哨戦
日本の南進と陸軍の南方作戦計画
「日蘭会商」の開始
交渉の目的
日本軍の北部仏印進駐
日蘭印激突
芳澤使節団長のバタビア到着
「日蘭会商」の意味
 
第4章 南部仏印進駐と米国の対日石油禁輸
急変する仏印情勢
台頭する米国内の対日強硬論
対日石油禁輸―「石油危機」の発生―
陸海軍の石油需給予測
日本の方向性を示した「帝国国策遂行要領」
 
第5章 世界最初の戦略石油備蓄
石油を求めた海軍
兵器としての航空機と航空揮発油
海軍の石油備蓄
海軍の燃料対策
政府の石油備蓄
最高機密の石油備蓄量
開戦決定と政府の石油需給予測
 
第6章 海上護衛という隘路
当初から不足していた油槽船
海上護衛総司令部の設立
潜水艦による輸送遮断
フィリピン沖海戦における油槽船配属
戦艦「大和」と燃料
日本の海上護衛戦
米軍の商船団殲滅作戦と「飢餓作戦」
戦艦による油送作戦と潜水油槽艦
石油の枯渇―戦艦と石油の交換案―
 
第7章 総力戦分析の封印
陸軍が行っていた総力戦分析
英米の海上輸送力が勝敗を決定と予測した「英米合作経済抗戦力調査(其一)」
米国の補給力を分析した「英米合作経済抗戦力調査(其二)」
独ソ戦の行方を予測した「独逸経済抗戦力調査」
生かされなかった米国国力調査
独ソ戦の行方と日米開戦
 
第8章 空襲と国内製油施設の崩壊
都市への空襲の開始―重慶爆撃―
日本本土の爆撃拠点は成都―「マッターホーン作戦」―
壊滅した南方の石油供給源
B-29,マリアナ基地へ移動
徹底した石油施設への爆撃
 
終章 石油から見る総力戦の末路
 
あとがき
参考文献
 
図表目次
 
アジア・太平洋戦争関係地図
図1 洋上給油の方法
図2 真珠湾作戦部隊行動図
図3 真珠湾攻撃時の艦船停泊位置
図4 第二次真珠湾作戦(K作戦)
図5 日本海軍の石油備蓄量推移
表1 海軍の第一,第二委員会の石油需給予測
表2 日本の艦艇建造計画
表3 太平洋における日米海上兵力
表4 日米粗鋼生産量
表5 南雲機動部隊の編成
表6 機動部隊各艦の搭載燃料と航続距離
表7 米国の対日経済制裁
表8 蘭印の会社別原油生産量
表9 蘭印側提示の石油開発鉱区
表10 蘭印の石油供給の最終回答
表11 対蘭印主要物資要求量と回答量
表12 海軍軍務局石油三ヶ年計画
表13 大正時代に竣工した戦艦
表14 日本の航空揮発油の消費量
表15 日本の国別石油輸入量
表16 日本の原油及び製品在庫量
表17 企画院の石油需給予測
表18 企画院による航空揮発油予測
表19 南方占領地域の石油生産量と還送量
表20 日本の油槽船量,数
表21 連合国商船の喪失量
表22 第二次世界大戦中の連合国の保有油槽船
表23 日米師団の装備比較
表24 戦争中の日本船舶喪失の状況
表25 戦争中の石油需給
表26 物量から見た米国の戦力
表27 日本の製油所
表28 日本の人造石油工場