図書目録プロパガンダ ノ ブンガク資料番号:000063737

プロパガンダの文学

サブタイトル
日中戦争下の表現者たち Literature as propaganda
編著者名
五味渕 典嗣 著
出版者
共和国
出版年月
2018年(平成30年)5月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
443p,挿図
ISBN
9784907986452
NDC(分類)
910
請求記号
910/G62
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに
本書の視角
対象・方法・議論の射程
本書の構成
 
第一章 プロパガンダとしての文学―戦記テクストの情報戦争
交差するテクスト
「生きている兵隊」事件の問題性
プロパガンダとしての『麦と兵隊』
戦記テクストの情報戦争
 
第二章 文学・メディア・思想戦―〈従軍ペン部隊〉の歴史的意義
〈従軍ペン部隊〉とは何だったのか
武漢作戦の宣伝戦略
思想戦と文学者
〈従軍ペン部隊〉の歴史的意義
 
第三章 戦場を書く文体―戦記テクストの戦場表象
問題の所在
戦場を書く文体
制約と変形
テクストの破綻?
 
第四章 スペクタクルの残余―戦記テクストにおける想像力の問題
禁じられた記憶
記憶の動員
スペクタクルの残りのもの
 
第五章 曖昧な戦場―戦記テクストにおける他者の表象
〈敵の顔〉の不在
戦場の教養小説
戦場と〈人間性〉
〈われわれ〉の中の断層
 
第六章 言語とイメージのあいだ―プロパガンダをめぐる思考空間
言語とイメージのあいだ
〈思想戦=宣伝戦〉論の問題構成―日中戦争期のプロパガンダ論議
内攻する「思想戦」―プロパガンディストの思考空間
戦時体制下の言説管理―検閲と統制の競合関係
 
第七章 中国の小林秀雄―戦争と文学者
問題の所在
文学(者)の領分
それぞれの戦場
友情の効用
 
第八章 歴史に爪を立てる―金史良「郷愁」を読む
問題の所在
帝国の総力戦
親日と反日
金史良「郷愁」に響く声
テクストという名の戦場
 
おわりに 坂口安吾の一二月八日

[附録] 日中戦争期戦記テクスト関連略年表
あとがき

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