戦時下北方美術教育運動
はしがき
一部 歴史篇
青年の可能性を求めて
主題=青年の生き方
変革と創造の美術教育
民主的な教師の弾圧―綴方教育連盟と「生活図画」グループ
「組織と協力」の「教育改革」
教育・文化運動=「人民戦線的方法」
「生活図画」運動の研究・組織の状況―警保局資料―
「生活図画」=その内容と方法(熊田・獄中手記)
図画教育におけるリアリズム―現実生活を対象にする
芸術至上主義的図画教育批判
絵画(図画)―認識論(矛盾と発展をみる)
リアリズムの方法論
公教育と美術(図画)教育の展望
作品「放課後」
権利回復の美術(図画)教育
美術(図画)教育の基礎
美術教育の本質と主題の追求
芸術の内容と形式 ―リアリズムの立場―
「進歩」と「発展」とリアリズム ―「連盟」の活動―
「健康な絵」の創造
現実凝視の図画教育―横山真の場合―
「発展的リアリズム」にむかって
抵抗の美術(図画)教育・運動
絵画と進歩の思想と
「情勢」と「人間」の統一
芸術性の擁護と「科学的精神」
「進歩的精神」の芸術的形象化
科学的な図画指導の問題
創作活動―批判と協働と意欲と
明るい展望へ
生活の典型創造
創作方法の若干の問題
横山真とリアリズムの綴方・図画教育
「生活勉強」と「協働でたたかう力」
「生活学校」誌の批判―鈴木正之との出会いの中で―
生活綴方と歴史の「新しい力」
《資料》生活リアリズムと図画教育―再びSへの便り―
技術と思想と教育
図画教育の現状
現実生活が人間性を規定する
「あるべき真実」への追求
「素材」と「子どもの生きる姿勢」
芸術性と生活性
われわれのいうリアリズム
サークル・「連盟」の結成
二部 証言篇
軍国主義の台頭の中で(上野成之)
「連盟」結成の頃(宮森繁)
上野・熊田先生との出合い
「極光」運動と「健康な絵」と
社会変革の芸術運動へ
私の歩んだリアリズムの道(熊田満佐吾)
美術学校時代の私
地域の現実で「発展的リアリズム」を
軍靴のひびきに反逆して(本間勝四郎)
暗い谷間にあえぐ(谷口広志)
三部 資料篇
プロレタリア教育の方法論としての生活図画
熊田満佐吾に対する治安維持法違反被告事件第一審判決
予審終結決定 その1(横山真)
予審終結決定 その2(山下懋)
あとがき