図書目録ホウテイ デ サバカレル ナンヨウセン フィリピンセン資料番号:000063659

法廷で裁かれる南洋戦・フィリピン戦

サブタイトル
強いられた民間人玉砕の国家責任を問う 訴状編
編著者名
瑞慶山 茂 編著
出版者
高文研
出版年月
2018年(平成30年)2月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
567p, 挿図
ISBN
9784874986455
NDC(分類)
369.37
請求記号
369.37/Z6
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに
あの玉砕の戦場を、忘れない
裁判手続の中での被告国の不誠実な態度
南洋諸島・フィリピン群島の位置
「沖縄県南洋諸島」と呼称―沖縄県人約25000人以上が戦死
南洋戦・フィリピン戦―民間人玉砕の戦場と特攻の戦法
南洋諸島―日本帝国の海の生命線、絶対国防圏設定、本土防衛の防波堤
フィリピン―日本軍が開戦と同時に軍事占領・神風特攻作戦発祥の地
南洋戦・フィリピン戦の民間人被害の特徴・実態
南洋戦・フィリピン戦と沖縄戦の共通点(軍・民 玉砕の戦場)
私がこの訴訟にかかわることになった経緯
本書の執筆・編集・出版について
 
解説 「南洋戦・フィリピン戦」被害・国家賠償訴訟の概要
原告45名と、36名の弁護団
請求の内容
南洋戦・フィリピン戦に至る歴史的事実経過―日米軍の加害行為と民間人玉砕の事実の立証
太平洋戦争における主な戦闘と民間人玉砕の発生経過と内容
日米軍の加害行為と被害類型
原告らの被害の立証
原告らの法的主張の概略
被告国の法的主張
被告国の反論の概要―戦争損害受忍論・国家無答責論・除斥期間経過論
被告国の反論に対する原告の反論の概要
米軍の国際法違反行為
原告らの受けた多岐にわたる被害類型(法的主張と請求の根拠)
原告らが罹患した外傷性精神障害の症状の種類
地上戦中心の南洋戦・フィリピン戦被害と本土の各空襲被害との相違点
憲法で定める法の下の平等原則違反
軍隊・軍人の国民保護義務違反
日本軍の国内法上の「戦争犯罪行為」
米軍の国際法上の戦争犯罪
戦争被害は最大の基本的人権の侵害である
戦争PTSDなど外傷性精神障害の除斥期間
裁判所は人権回復の最後の砦
 
本件訴訟の「訴状」を読み解くために
原告の被害状況
原告各人の被害内容一覧表
被害類型原告一覧表
外傷性精神障害診断一覧表
外傷性精神障害診断・各所見一覧表
外傷性精神障害の症状発症時期一覧表
太平洋戦争 主要戦闘経過概略一覧
 
訴状 「南洋戦・フィリピン戦」被害・謝罪及び損害賠償請求事件
訴状詳細もくじ
訴訟の目的・謝罪と償いと平和を求めて
本件訴訟の法的構成(要約)
請求の趣旨
請求の原因
原告らの本件被害と請求額
南洋諸島・フィリピン群島の沿革、兵要地誌等の概要
南洋諸島と沖縄の緊密な関係=南洋移民
沖縄県人のフィリピン移民と戦争
南洋戦・フィリピン戦に至る歴史的経過
南洋戦・フィリピン戦の戦闘経過と戦闘行為
アメリカ軍の軍事行動における国際法違反
南洋戦・フィリピン戦の一般民間人被害の特徴と実態
沖縄県人の沖縄への引揚げと活動
沖縄での軍人・軍属・戦争被害者への援護行政・救済運動
被告国の法的責任(その1)―国民保護義務違反による不法行為責任
被告国の法的責任(その2)―公法上の危険責任
被告国の法的責任(その3)―立法の不作為責任
本訴訟に「戦争被害受忍論」は通用するのか
「平和の礎」に込められた沖縄県民の優しさと憂い
結び 真実の究明を―南洋戦・フィリピン戦の死者を歴史の闇に葬ってはならない
証拠方法・付属書類
謝罪文 原告名簿 原告代理人名簿
 
特別寄稿 南洋戦被害と国家責任(西埜章)
はじめに
被告国の国家責任否定の論拠
南洋戦被害と国家責任
公法上の危険責任論
おわりに
 
資料編
提訴経過一覧
口頭弁論期日一覧
提出証拠等一覧
本書関連の用語解説
人物編
軍事・法令関係編

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