図書スポーツ ザッシ ノ メディアシ000063642

スポーツ雑誌のメディア史

サブタイトル1~10
ベースボール・マガジン社と大衆教養主義
編著者名
佐藤 彰宣 著
出版者
勉誠出版
出版年月
2018年(平成30年)1月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
296, 7p
ISBN
9784585230601
NDC(分類)
780
請求記号
780/Sa85
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

スポーツ雑誌と「教養」はなぜ結びついたのか
 
第Ⅰ部 野球雑誌における啓蒙志向の盛衰
女性ファン誌から国民体育誌へ―戦時期における指導的スポーツ雑誌の成立
早慶戦に沸くファン雑誌
指導するスポーツ雑誌
国民体育誌の戦死
インテリ気分を満たす野球雑誌―占領期における啓蒙志向の受容
アメリカを語る「権威」の発見
アメリカ野球を語る社会的エリート
修養主義の下で説かれるアメリカニズム
啓蒙志向の内面化
啓蒙志向の後景化―高度成長期における週刊誌化
「見る雑誌」への転換と平凡文化との近接
啓蒙志向と娯楽志向の軋轢
読み易い週刊誌と国民的娯楽
 
第Ⅱ部 総合出版への派生
スポーツ出版王国への拡大―一九五〇年代における啓蒙志向の模索
野球からの飛翔
スポーツ出版の「本懐」
オリンピックへの期待
マイナースポーツ誌の屈折―東京オリンピック前後における読者共同体の文化
「知的なスポーツ」としての強調
啓蒙メディアとしてのサッカー雑誌
基軸メディアとしてのサッカー雑誌
「読むスポーツ」とメディアとしての雑誌
一流出版社への憧れと頓挫―一九六〇年代での社会・文化・芸術領域への派生
趣味の指導
一般分野へのスピンオフ
啓蒙志向の蹉跌
教養主義的スポーツ雑誌の時代とその終焉
 
巻末資料
あとがき
索引