図書キュウジョウ タンジョウ000063621

9条誕生

サブタイトル1~10
平和国家はこうして生まれた
編著者名
塩田 純 著
出版者
岩波書店
出版年月
2018年(平成30年)4月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
x, 288, 4p
ISBN
9784000612623
NDC(分類)
323
請求記号
323/Sh72
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献:p277-282 日本国憲法成立関連年表:巻末p1-4
和書
目次

第1章 〝平和国家〟それは天皇の勅語から始まった
万世のために太平を開かん/ポツダム宣言と憲法改正/平和国家確立の勅語/発見された勅語の草案/武備なき国家─宮沢俊義の構想/文部省の方針に/知識人に広がる「平和国家建設」/昭和天皇と外国人記者の会見/非武装の平和─幣原喜重郎の提言/東条に責任を転嫁/
昭和天皇・マッカーサー会見
 
第2章 昭和天皇の憲法改正調査
昭和天皇、憲法改正調査を命ず/近衛文麿、憲法改正に動く/マッカーサーと近衛文麿/幣原内閣の憲法問題調査委員会/近衛文麿の改正案/挫折した昭和天皇の改憲調査
 
第3章 広がる「平和国家建設」
憲法研究会の草案─平和思想/GHQは分析する/各政党の憲法草案/森戸辰男の「平和国家の建設」/天皇陛下の書き初め
 
第4章 戦争放棄は誰が提案したのか
ペニシリン会談/羽室メモ/幣原直筆の回想/「平野文書」晩年の聞き書き/マッカーサーは何を証言したのか/九条幣原発案説への疑問/幣原、戦争放棄の提案/天皇訴追せず/「潔く裸になって平和国家としてやって行く」/閣僚も旧陸軍も軍規定の削除を提案/
毎日新聞のスクープ
 
第5章 GHQ密室の九日間
迫り来る極東委員会/マッカーサー・ノート/民政局への極秘指令/九条の原型はこうして誕生した/天皇をシンボルに/男女平等を書いたベアテ
 
第6章 GHQ草案受け入れへ
昭和天皇と憲法改正案/GHQ草案の衝撃/白洲次郎のレター/幣原内閣の討議/「これでいいじゃないか」昭和天皇の諒解/GHQ草案受け入れへ
 
第7章 日本政府とGHQの折衝
日本案作成はじまる/天皇条項をめぐる攻防/三〇時間徹夜の交渉/「憲法改正草案要綱」発表/メディアと政党の反響/「八月革命説」/「国民」はどう受け止めたのか/自衛権はあるのか─枢密院での審査/昭和天皇の謝意
 
第8章 帝国議会での論争
極東委員会の反発/総選挙から帝国議会へ/「平和国家」と「国体」/自衛権は認められるのか/鈴木義男のヨーロッパ体験/自衛権をめぐる論争/主権を国民へ
 
第9章 九条誕生
生存権を憲法に/敗戦ドイツでの森戸・鈴木の体験/九条修正─鈴木義男の提案/軍事教練と鈴木義男の抵抗/外務省条約局の提案/芦田修正の真相/自衛権を認めていたGHQ/中国国民政府は反発する/シビリアンコントロールを
 
第10章 平和国家への道
日本国憲法公布/昭和天皇とマッカーサー/憲法再検討をめぐって/鈴木義男と新憲法/戦後日本の国是「平和国家」
 
エピローグ─東北で憲法を考える
 
参考文献
番組製作スタッフ
あとがき
日本国憲法成立関連年表