図書シン トウキョウ サイバンロン000063595

新・東京裁判論

サブタイトル1~10
GHQ戦争贖罪計画と戦後日本人の精神
編著者名
国士舘大学極東国際軍事裁判研究プロジェクト 著
出版者
産経新聞出版
出版年月
2018年(平成30年)4月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
229p
ISBN
9784819113359
NDC(分類)
210.76
請求記号
210.76/Ko53
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

「東京裁判史観」克服の「遺言」―はじめに(阿比留瑠比)
シンポジウムの開催にあたって(佐藤圭一)
 
第1章 戦後日本と日本人の意識―1世紀半前の日本と現在の日本(櫻井よしこ)
日本はいかに危機に立ち向かうか
なぜ明治維新の偉業が成せたか
世界的な戦略国家、米国の変容
世界的戦略を描く中国の野望
すべてを中華民族の影響下に
のみ込まない米国とのみ込む中国
日本人が失った気概と現実感覚
 
第2章 「東京裁判」論の今日的意義(篠原敏雄)
「市民法学」からみた「東京裁判」論
東京裁判、3つの基礎知識
「文明の裁き」論と「勝者の裁き」論
転機となった2冊の実証的研究
徹底した米国の「日本無害化」計画
江藤淳『閉された言語空間』の重要性
WGIP―新たな「東京裁判」論
米国でも東京裁判史観「虚妄」説
「東京裁判」理解に必要な「国家論」
憲法に書かれていない「祖国防衛義務」
日本人の精神のありようを再認識する
 
第3章 東京裁判と現在のマスメディア(阿比留瑠比)
朝日新聞の自己防衛のための論理
占領期の発禁処分で「負け犬」に
パール判事の前に愧死すべきである
「大東亜戦争」タブーと憲法タブー
「国益」も・・・タブーだらけの言論空間
時代は少しずつ変わるも、今も続く
異常な「安倍たたき」の深層心理
東京裁判が規定した「戦後の枠組み」
GHQの遺制を一つ一つ潰していく
 
第4章 戦後教育の原点・WGIPの検証(高橋史朗)
なぜWGIPの検証が必要なのか
江藤淳さんと調べたGHQ検閲資料
GHQ月報の「戦争贖罪キャンペーン」
軍国主義と正反対だった武道も禁止
『日本人の性格構造とプロパガンダ』
中国の日本兵捕虜洗脳教育とWGIP
新教育指針が挙げた日本国民5つの欠点
教育を覆う「占領軍の目」という義眼
マッチポンプの「反日日本人」たち
コミンテルンと癒着したWGIP
朝日新聞が設けた「心の検閲制度」
原爆意識調査が示す平和教育への影響
 
第5章 WGIPと日本国憲法(西修)
実物資料が示すGHQの検閲の実態
占領政策が日本国憲法に与えた影響
徹底的かつ巧妙なGHQの検閲
野坂参三論文に「発禁」のスタンプ
河合栄治郎の君主制比較は「削除」
マッカーサーの憲法制定関与も削除
憲法制定に最も強く反対した共産党
憲法も禁じた検閲で「精神の武装解除」
 
第6章 大東亜戦争は昭和20年夏に終わらなかった(加瀬英明)
なぜミズーリ艦上で燕尾服だったのか
防衛省の構内に立つインドネシア独立の英雄
報道されない防衛大臣参加の公式行事
東京裁判の間にアジアを侵略した欧米
映画「ムルデカ」に兵士200人参加
8月15日後も続いたアジア解放の戦い
インド国防大臣室に原爆ドームの写真
「主人は犬死にではなかったのですね」
東京裁判の違法性を行動で知らせよう
 
第7章 「東京裁判」論の新たな地平へ
ジタバタする子供のような大手メディア
平和教育をすればするほど増す贖罪意識
日本人が勉強しなくなったという現実
ガリ版刷りの個人冊子にも検閲の目
交戦権は「戦いを交える権利」ではない
日本の軍国主義はペリー後に生まれた
WGIPの意識が欠けた「丸山眞男集」
「松陰は軍国主義の先駆者」は「正解」
WGIPに由来する誤解をどう解くか
世界最大の銃保有量から軍縮した日本
毎日の松本案スクープはGHQの演出か
もう一度背骨を立て直す時期
 
あとがき(福永清貴)
東京裁判関連年表