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図解でわかる14歳からの天皇と皇室入門

サブタイトル1~10
編著者名
山折 哲雄 監修/大角 修 著
出版者
太田出版
出版年月
2018年(平成30年)4月
大きさ(縦×横)cm
26×
ページ
95p
ISBN
1920030012004
NDC(分類)
288
請求記号
288/Y42
保管場所
開架児童書
内容注記
文献あり 索引あり
和書
目次

はじめに 憲法第一条の「象徴天皇」と第九条の「戦争放棄」は一体不可分である(山折哲雄)

【第1部】現在の天皇と皇室について
1 世界には国家を代表するさまざまな立場の人がいる
2 天皇とイギリス国王とアメリカ大統領の違いは大きい
3 古代から125代もつづく天皇の家計は世界に例のない長さだ
4 天皇の仕事の第一は首相の任命などの国事行為
5 皇居には神社のような建物があり天皇が神をまつっている
6 いろいろなご公務で天皇陛下は超多忙
7 皇居には天皇のお住いのほかにだれでも入れる公園がある
8 東京の皇居のほかに京都御所や御用邸がある
9 皇族とは男系の血すじでつながる天皇の子や孫の方々
10 天皇と皇族の一年 さまざまな行事と日常の暮らし
11 天皇と皇族の一年 誕生から葬儀まで

【第2部】天皇の祖先の神話
1 天地の誕生 日本の国土創造のものがたり
2 スサノオと大国主のものがたり 三種の神器の剣の出現
3 天皇家の祖先の神が地に下って国々の神をしたがえた
4 神武天皇が東に遠征して大和で初代天皇になった

【第3部】古代の天皇
1 ヤマトタケルの征服神話は大和政権の拡大を表す
2 大和政権では氏族どうしがはげしく争い蘇我氏が勝利した
3 大化の改新のころから天皇中心の国づくりが進みはじめた
4 天武・持統天皇は藤原京建設で天皇の権威を「神」にまで高めた
5 聖武天皇は大仏建立運動をおこして権力をにぎった

【第4部】平安時代の天皇
1 桓武天皇が遷都した平安京は明治までつづく千年の都になった
2 天皇は朝廷の象徴のようになり藤原氏が実権をにぎった
3 軍をひきいた古代の大王は姿を消し天皇は祭祀王になった
4 平安時代後期の院政が武士の都への進出をまねいた
5 平安末期に政権をにぎった平家は鎌倉の源頼朝に滅ぼされた

【第5部】鎌倉・室町時代の天皇
1 鎌倉幕府は承久の変で3人の上皇を流して政権を確立した
2 鎌倉幕府の滅亡後、天皇が2人いる時代になった
3 室町・戦国時代になっても大義名分は天皇に求められた
4 織田信長も豊臣秀吉も天皇との関係を深めて天下人になった

【第6部】江戸時代の天皇
1 徳川家康は初めて天皇を法令でしばった
2 京都の御所は幕府が再建したがきびしく監視した
3 徳川家康は天皇から神の名をもらい将軍の権威をいっそう高めた
4 幕末の孝明天皇は親幕府だったが強固な攘夷論者だった
5 尊王攘夷論は江戸時代中ごろに国史への関心が高まって生まれた

【第7部】近代・現代の天皇
1 明治天皇は文明開化を象徴し帝国憲法で「臣民」に君臨した
2 ご公務の「お出かけ」は明治天皇からはじまった
3 万世一系の天皇の祭祀は明治の神仏分離から
4 明治天皇は軍をひきいて戦う大元帥になった
5 大正から昭和になったころ、ナショナリズムが高まってきた
6 天皇の統帥権が軍部の暴発をまねき戦争が拡大していった
7 悲惨な太平洋戦争が天皇の玉音放送でおわった
8 新憲法によって天皇のありかたが大変化した
9 戦後の天皇は地方巡幸や被災地訪問によって国民統合の象徴になった

あとがき 天皇と皇室の今後(大角修)
参考文献
索引