図書オキナワセン ニ イキ ノコル000063407

沖縄戦に生き残る

サブタイトル1~10
編著者名
宮本 正男 著
出版者
小川町企画出版部
出版年月
1984年(昭和59年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
254p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/Mi77
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

1 捕虜
 作戦どおり投降
 捕虜という未経験の体験

2 生きぬく決意
 わたしの経歴―召集-沖縄へ
 那覇連絡所へ転属
 「投降」のために仲間をふやす

3 天一号作戦
 新しい任地で工作―「生きぬく会」
 下部工作と丈夫工作と
 沖縄大空襲はじまる
 戦局の見とおしを説く

4 破滅に向かう軍隊
 わたしが見た沖縄戦の真実
 逃亡の機を逸して前線へ
 高野兵長の死―知念へ後退
 「作戦のため」の日本軍の凶行

5 陸軍の墓場
 陸軍の墓場
 部隊潰滅―逃亡を提案
 白旗を揚げる場所を
 朝を待って捕虜に

6 屋嘉捕虜収容所
 まずはめでたい捕虜生活
 一二名の仲間が合流
 没になった降伏ビラ
 小林中尉、阿嘉島の惨状を語る
 ラッパを吹いて中隊全員降伏
 お手盛り「二階級特進」

7 一九四五年八月
 迫り来る日本の降伏
 捕虜分類学 ABC
 その後の阿嘉島
 テロの組織化
 楚辺の労働キャンプへ

8 楚辺捕虜収容所
 収容所の光景としくみ
 “インケツ”と“テンホ”
 “戦果”を挙げる
 整備される収容所生活
 日本史研究会・時局研究会をつくる
 「おい、ニュースはないか?」
 「即時帰還、収容所民主化」のスローガン

9 捕虜のストライキ
 扇動―サボタージュ
 全幕舎代表者会議を開く
 トルーマンと天皇へ嘆願書
 爆発した大衆
 “ハバ、ハバ”―米兵の怒号
 ついに作業停止
 はがされたアメリカ民主主義のベール
 機銃の威嚇射撃の中で

10 ストライキその後
 追い立てられて営倉へ
 屈辱―全裸の腕立て前ささえ
 柵の中の柵
 一四日ぶりの放免
 日本のニュースを聞く
 小禄へ転属
 さらば沖縄よ

おわりに

三八年目の沖縄―あとがきに代えて

解説(内海庫一郎)