粋なまちづくり
はじめに
第一章 神楽坂まちづくり年代記
まちの記憶の扉を未来へ向けて開く
明治期・大正期
戦前・戦後
年表
1997~2010
第二章 キーワード集その果たした役割
12年前のメッセージを読み直す
座談会まちづくりの根底に〝粋〟をすえた理由を解く
第三章 神楽坂まちづくり奮闘記
連戦連敗の記録から
飯田濠再開発
神楽坂3丁目ビル
5丁目超高層マンション
K-2計画
14階マンションビル
座談会まちづくりに携わって、連戦連敗から学んだもの
第四章 千客万来の季節、再び
千客万来の装置
熟成のとき
地域に密着した花柳界
伝統芸能
フランスの薫り
物語が生まれるまち
老舗とミシュラン
神楽坂まち飛びフェスタ
まち自慢十話
タウン誌の生まれる土壌
第五章 10年後のまちへの提言集
歴史的な俯瞰と持続する心意気
軒は七尺、道は九尺(鈴木俊治)
路地進歩(山下馨)
地域景(寺田弘)
登録文化財制度(渡邉義孝)
地区計画の課題(松沼勝)
景観を巡る法律論の進化(日置雅晴)
区境に近い場所として考える(大月敏雄)
神楽坂における都市デザイン(窪田亜矢)
ユネスコ未来遺産運動(鈴木俊治)
迫る都市計画道路拡幅事業(山下馨)
神楽坂の〝粋〟(寺田弘)
観光まちづくり(坂本二朗)
龍の棲むまち神楽坂(石神隆)
粋な神楽坂遺産を(鶴賀若狭掾)
共存共栄の歩み(嶋田尭嗣)
これからの神社のあり方(風山栄雄)
ヨコロジー(日野貞明)
座談会まちの財産を守りつつ新たな価値の創造に向けて
第六章 外から見た神楽坂
神楽坂らしさを追いかけて―東京大学都市デザイン研究室調査より
公開ワークショップから
人口の移り変わり
集合住宅の開発変遷
三世代子どもの遊び場マップ
まちの新陳代謝と老舗の存在
意匠から読み解く神楽坂
飲食店の新しい波
神楽坂のまちづくりに関するルール
資料編 神楽坂のまちづくりルール
エッセイ 回想と希望―わたしの神楽坂
行きつけの店(U・G・サトー)
ホン書き旅館、半世紀の思い出(和田敏子)
連帯感のあるまちづくり(齋藤弘次)
見番は学校、お稽古は必須科目(夏栄)
善意の連帯があるといい(永川清)
伝統と現代が共存する街・神楽坂(伊藤孝)
ケイコもマナブ(日置圭子)
張り扇の音が響くまち(山口則彦)
「神楽坂まちの手帖」と神楽坂の未来(平松南)
埋もれ木に花が咲く(坂本二朗)
路地に多い女性オーナーのお店(うす沢裕美)
神楽坂の活路(鈴木喜一)
神楽坂三丁目の夕日(ヤマモトヨウコ)
路地の焼き菓子屋から(吉村葉子)
夢みて臨む、商店街の未来(橋爪尅司)
熱海と神楽坂(井上元)
神楽坂俯瞰(衛藤優子)
新劇と神楽坂(谷口典子)
商店街の〝若手〟として(紺谷和久)
神楽坂マップ
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あとがき
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