図書カジ000063174

家事 KAJI

サブタイトル1~10
日本人とすまい 7 KAJI
編著者名
リビングデザインセンターOZONE 企画/住友和子編集室 編集
出版者
リビングデザインセンター
出版年月
2002年(平成14年)3月
大きさ(縦×横)cm
26×
ページ
152p
ISBN
NDC(分類)
590
請求記号
590/L75
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

家事と家事空間をめぐる近代化(柏木博)

家事って、なんだろう?
国民生活時間調査に見る家事の時間

INTERVIEW 私と家事
シンプルで、落ち着きのある暮らしのために(大橋歩)
伝承型生活文化の祖型としての家事(曽根眞佐子)
人に固有の営みとして(鶴田静)
自由に考えごとができる、余裕の時間(ピーター・バラカン)

ビジュアルで見る家事の変遷1 炊事
近代以前の台所
文明生活のシンボル瓦斯
国産化されたガス器具
和洋折衷のかまど
蛇口から水が出る生活
亀の子束子物語
台所を改良し明るく清潔に
座式から立ち式へ
活発化した台所コンペ
大正・昭和初期の家電ブーム
昭和初期の家電製品
冷蔵庫の歴史
薪・炭火からダス器具へ
『最新住宅読本』に見る台所のアイデア
重労働に逆戻りした戦中の家事
婦人雑誌に見る戦中の家事の工夫
DKとステンレス流し台の登場
割烹着からエプロンへ
高度成長期の家電ブームが炊事を変えた
台所にあふれた家電製品
冬の水仕事を楽にした瞬間湯沸器
消費者は家電をどう見ていたか
食生活の外部化・趣味化
多様な朝食をサポートする家電モデル

ビジュアルで見る家事の変遷2 洗濯
古代は川で足踏み洗い
「しゃぼん」と「石鹸」
衣服管理は妻の務め
洗濯業の始まり
国産石鹸と洗濯板
しゃがんで手洗い
物干しは昔も今も
古代へ逆戻りした戦時中の洗濯
婦人雑誌が教える洗濯術
電気洗濯機の登場
合成洗剤と合成繊維
火熨斗からアイロンへ
繕いと裁縫
日本に洋服を定着させたミシン

ビジュアルで見る家事の変遷3 掃除
掃除は修行のひとつだった
浄巾と雑巾
恒例の煤掃きと井戸さらい
大掃除という年中行事
掃除のことわざ
婦人雑誌に見る掃除のノウハウ
大切にされた布
掃き出すから吸い込むへ
ゴミ処理の今昔
未来の掃除機ロボット・クリーナー

家事の思想と実践
羽仁もと子と家計簿(長沼行太郎)
新しい家事空間をめざして 三角錫子と鈴木仙治の試み(内田青蔵)
今和次郎の共同家事と土間型台所(大竹誠)
花森安治 ひとが暮らすところ家事あり(唐澤平吉)
Tキッチンによって主婦は自立できたか? 雑誌『モダンリビング』の池辺陽(中野照子)

8人の建築家とデザイナーによる家事の提案
キッチンの公園化が受けとめる多重なる社会(アトリエ・ワン)
使いたいときだけ登場する可動供給装置〔キッチン&バス〕(梅田正徳)
たのしい家事ほしくありませんか?(エレファントデザイン)
野菜を育て、見て、料理して食べる。そして、ゴミの一部が肥料になる(金山元太)
キッチン中心主義。家族をつなぎとめ、社会ともつながるキッチン(北山恒)
シェーカー教徒の建築から学んだ家事の合理性を住宅設計に取り入れる(中村好文)
リデザインされて蘇ったキッチンが、現代のライフスタイルを問う(難波和彦)
洗濯ものをたたまないでも家事を成り立たせるオープン・ワードローブ(渡辺真理、木下庸子)

家事年表
参考・引用文献
執筆者紹介