陸軍中野学校
- サブタイトル
- 筑摩選書 0152 「秘密工作員」養成機関の実像
- 編著者名
- 山本 武利 著
- 出版者
- 筑摩書房
- 出版年月
- 2017年(平成29年)11月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 281,10p:挿図,肖像,地図
- ISBN
- 9784480016584
- NDC(分類)
- 391.6
- 請求記号
- 391.6/Y31
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 文献:各章末
- 昭和館デジタルアーカイブ
プロローグ なぜ今、陸軍中野学校なのか
第一章 創立前史―日本のインテリジェンスの変遷
維新前までは忍者の時代
日本軍の創設と参謀本部
個人から機関へ
参謀本部に先行する関東軍の謀略
インテリジェンスの啓蒙活動
第二章 秘密工作員養成学校の誕生
科学的インテリジェンスの提唱者・岩畔豪雄
創立期の教育的支柱・秋草俊
裏方・福本亀治の地味な貢献
中野学校の名称の変遷と設立場所
秘密戦学校には金がかかる―予算請求書類分析
徹底した秘密管理
時局の変化と組織の変化
第三章 中野学校ではだれが何を学んだか
秘密工作員の特異性
学生の募集、選考過程
入学後の教育課程
時局とともに変質した教育内容
本当に天皇批判は許されたのか
重視された満蒙・国内演習
第四章 昭和天皇の謀略観
天皇、中野学校当局を叱る
中野学生が巻き込まれたクーデター未遂事件
第五章 中国大陸での陰影に富む中野出身者の行動
魔都上海を動かす日本特務機関
日の当たる中野エリート井崎喜代太の足跡
総軍第二課による中野出の管理
中国大陸での中野出の活躍場面
捕虜体験者渡部富美男の極限的行動
第六章 昆明に見る中国人女性スパイ工作
戦争末期の日本対米中情報戦
日本側資料からの女性スパイの傍証
第七章 関東軍情報部の対ソ工作の苦闘
ハルピン特務機関の情報部隊への変身
中野出身者の満州全土へ配置
張り子とトラを支える関東軍情報部
第八章 関東軍の壊滅とシベリアの地獄体験
終戦から入ソまで
過酷なソ連側のインテリジェンス追及
エピローグ 陸軍中野学校は何を残したか
秘密工作員に悲劇はつきものか
終戦〜占領期の連合国側の中野研究
中野学校は負の遺産だけではない
アジア民族への配慮不足
中野学校とインテリジェンスの博物館を
あとがき
事項索引
人名索引
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