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昭和天皇実録その表と裏 2
サブタイトル1~10
太平洋戦争敗戦・満州事変とファシズムの時代
編著者名
保阪 正康 著
出版者
毎日新聞出版
出版年月
2015年(平成27年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
220p
ISBN
9784620323152
NDC(分類)
288
請求記号
288/H91/2
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次
序章 軍部に抗う天皇
第1章 太平洋戦争 敗戦
昭和天皇が闘った「終戦への道」
「ポツダム宣言」受諾の意思を披瀝
天皇の終戦への熱意
天皇の本意を理解していた鈴木首相と東郷外相
ソ連との終戦工作を記述した実録
統帥部へのまったくの不信
祭祀者としての歴史的役割
天皇は爆弾投下をいつ知ったか
軍事指導者たちの引き延ばしを許さない
自らの存在を根源から問い直す
終戦を受け入れる「不退転の決意」
国体の国家の将来もなくなる
第2章 改元、そしてテロの時代へ
改元の日の全容が明らかになる
「昭和」という元号に秘められた「協和万邦」
張作霖爆殺事件はいつ天皇に報告されたか
日本の軍人による謀略
陸軍によるもみ消しに抵抗する天皇
田中義一首相に激しい言葉を投げつける
天皇と海軍強硬派の複雑な駆け引き
生かされなかった天皇の軍縮への思い
「開国」への路線に同意していた天皇
海軍首脳への不信
昭和史解明のための鍵
浜口首相狙撃、そしてテロへの時代へ
三月事件のクーデター計画
天皇、西園寺、牧野の軍部不信
第3章 満州事変とファシズム
天皇の怒りの形成過程を書き残す
軍記粛正を命じた天皇
大権千犯をやむなく追認
国際社会の空気への強い関心
関東軍の暴走と、国際社会からの孤立
軍事主導体制の跋扈へ
朝鮮人運動家による天皇への爆弾投擲
暴力の時代の到来
統帥権の総攬者としての自覚
五・一五事件を機に「テロ容認」社会へ
天皇制はいかに利用されたか
アメリカとの円滑な関係を志向
ファナティックなナショリズム
熱河作戦から戦線拡大へ
明治天皇の「平和愛好の御精神」
軍内部の対立と軍事行動を予測する天皇
初出