図書アンドウ モモフク000063085

安藤百福

サブタイトル1~10
世界的な新産業を創造したイノベーター PHP経営叢書 日本の企業家 11
編著者名
榊原 清則 著者
出版者
PHP研究所
出版年月
2017年(平成29年)11月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
301p
ISBN
NDC(分類)
289.1
請求記号
289/A47
保管場所
閉架一般
内容注記
年譜あり
和書
目次

第一部 詳伝 世界の食文化を変えた軌跡 波乱とアイデアに満ちた生涯

Ⅰ 若き安藤百福
 はじめに
 幼少期―生まれた時から「商売」の環境
 最初の事業―メリヤス販売で大成功
 アイデアを次々に事業化へ
 極限状態の中で「食」に突き当たる
Ⅱ 「食」への目覚めと決意
 焦土からの素早い再出発
 「やはり食が大事だ」
 「鉄板に海水」の自己流で塩づくり
 闇市で見た原風景
 脱税の疑いで巣鴨プリズンへ
 信用組合の破綻―財産を失う
Ⅲ チキンラーメンの発明に成功
 ラーメンづくりに没頭
 天ぷらの原理を応用し、油熱乾燥法を開発
 四八歳からの出発
 注文殺到、量産へ
 国民食への道を歩み始める
 生活スタイルの変化という追い風
 業界の混乱を収拾へ
Ⅳ カップヌードルの開発―独創の頂点へ
 米国でカップヌードルのヒントを得る
 めんを「宙づり」にする独創
 若者は敏感に反応した
 あさま山荘事件をきっかけに火がつく
 日本生まれの世界食へ
 思いがけない失敗を教訓に
Ⅴ 会長就任、幅広い活動へ
 食足世平
 会長に就任
 大震災とインスタントラーメン
 発明記念館の建設
 宇宙食ラーメンの開発
 「創業以来、毎日食べてきました」
Ⅵ 最晩年を迎えて
 取締役退任、創業者会長に
 最後の日

第二部 論考 新しいラーメンを創った男 発明家・安藤百福

Ⅰ インスタントラーメンの誕生と拡大
1 二大商品の生みの親
 「チキンラーメン」と「カップヌードル」
 「ミスター・ヌードルに感謝」
2 イノベーションと市場の成長
 一九五八年に歴史がスタートした新しい食品
 産業成長と技術革新
 国内市場の誕生と成長
 商品としての魅力
 「ロケットのような離陸」
 生産体制の整備
 世界市場への急拡大
Ⅱ 開発過程を読み解く
1 発明家としての安藤百福
 複雑かつ多面的な人物像
 発明家としての安藤百福の特徴
 めんの素人?
 二大商品の開発と安藤百福の役割
2 挫折、そして決断
 四七歳からの発明物語
 忘れられない思い出
 「魔法のラーメン」開発を目指す
 決断の特徴
 「ユニークな絵を描く」
3 集中の一年
 自分を追い込む
 発明小屋の建設
 発明小屋訪問
 めんづくりから始める
4 安藤百福が創ったもの
 五つの目標
 トレードオフを含んだ目標
 瞬間油熱乾燥法
 「待ち受ける心」
 ラーメンであってラーメンではない
5 絶対価値のつくり込み
 敢えて実行しなかったこと
 絶対価値の追求
6 カップヌードル開発への執念
 二つのプロジェクトの概略
 カップヌードル発売の戦略的狙い
 食習慣の壁
 年齢と動機
Ⅲ “素人性”とイノベーション
1 発明の方法論
 インテルとの相似
 結果志向の問題解決
 スピードと異能
2 安藤百福の“素人性”
 料理の経験
 徒手空拳で現場に飛び込む
 井深大著『わが友 本田宗一郎』
 独創と“素人性”

第三部 人間像に迫る 転んでもただでは起きるな 食は聖職、自分の天職

Ⅰ 安藤百福語録〔抄〕
Ⅱ 安藤百福「食」を語る
 インスタント食品と家庭料理
 食はあらゆる文化の源流である
 「新鮮」は必ずしも食べ頃にあらず
 秋こそ滋味の季節なり
 精進料理の神髄は「知足心和」の心
 豆腐の味がわからなければ
 天ぷらは熱と水分のバランスが大事
 日本のそうめんは美術工芸品
 人間の味覚は気温の差に敏感
 人類は「めん類」である
 めんとは何か、そんな疑問にとりつかれて
 らーめんとは“日本のめん”である
 日本語の「ラーメン」はもはや世界の共通語
 粗食とゴルフが長寿の秘訣
 何も贅沢をする必要はない
 食とスポーツが健康の両輪
 食べないでやせるより、食べてやせることのすすめ
 漬物は和食のデザートである
 「食足世平」が私の信念
 食を創り、世の為に尽くす(食創為世)
Ⅲ 安藤百福年頭所感

「企業家・安藤百福」略年譜