図書目録ミツイ グループ ノ ケンキュウ資料番号:000063012

三井グループの研究

サブタイトル
歴史新書 実力主義が支えた名門集団
編著者名
菊地 浩之 著
出版者
洋泉社
出版年月
2017年(平成29年)10月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
223p
ISBN
9784800313300
NDC(分類)
335
請求記号
335/Ki24
保管場所
閉架一般
内容注記
三井グループ年表:p208-213 文献:p220-223
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに―個人戦が得意な一匹狼の群れ
 
第1部 三井財閥創業史
テーマの深読み 三井財閥はなぜ成功したのか
◎三井財閥の歴史
「現金掛け値なし」で成功した吳服店が淵源
情報戦の末、幕府から薩長へ鞍替え
資産保護のために銀行と物産を設立
中途採用による人材確保と工業化路線
傍系会社が財閥本体を盛り立てる
傘下の合名会社を株式会社に改組
工業化路線で三池炭礦が三井のドル箱に
「財閥批判」をかわすために組織改革を実施
子会社が三井財閥の本社を吸収合併?
三井銀行が第一銀行と合併し、財閥離脱
◎三井財閥の特徴
数多い分家が莫大な資産を共有
大名華族・公家華族に連なる華麗な閨閥
「丸に井桁三の字」商標が使われない理由とは
最後のトップは小学校卒の港湾労働者出身
徹底した実力主義と信賞必罰
慶應閥の銀行、高商閥の物産、東大閥の鉱山
財閥全体を見ず、競い合う銀行、物産、鉱山
財閥直系会社の区分
COLUMN①三井家伝来の美術品を受け継ぐ三井文庫
 
第2部 財閥解体・戦後の三井グループ
テーマの深読み なぜ再結集に遅れたのか
◎財閥解体
総合商社を危険視したGHQが解散命令
財閥商号「三井」は使ってはならない!
グループの再結集を目指し、「月曜会」を発足
◎グループ再結成せず
唯一の銀行分割で、グループ全体が弱体化
こじれにこじれた三井物産の大合同
物産大合同の遅れを石油化学で挽回する
企業集団の司令塔として、社長会「二木会」を結成
類似の懇親会組織が併存し一体感を欠く
一世を風靡した三越事件の「なぜだ!」
なぜ株式持ち合いが進まなかったのか
三井系でないと経団連のトップになれない?
◎斜陽化への道
トヨタ、東芝、王子製紙が社長会のメンバーに
エネルギー革命に乗り遅れた三井鉱山
世界情勢の荒波を受け、IJPCイラン開発が頓挫
三井グループに勝(まさ)ったトヨタ一社の信用力
◎三井と住友の統合?
三井と住友の銀行が合併
住友との統合に転換した三井海上の迷走
三井グループと住友グループは融合するのか
COLUMN②冷遇された戦後の三井家
 
第3部 三井グループ・有力企業の現在
テーマの深読み どこまでが三井グループか
◎三井御三家
三井住友フィナンシャルグループ―金融持株会社
三井住友銀行―財閥の壁を超えた合併
三井物産―「人の三井」を体現するバイタリティ
三井不動産―東京ディズニーランドの親会社
◎三井物産の流れ
東レ―大バクチに勝利した「室町通産省」
三井住友海上火災保険―さらなる合併は?
三井造船―60年代から多角化を図る
商船三井―合併、合併、また合併
三機工業―三井物産機械部の略
日本製粉―元は三井物産の子会社
◎三井鉱山の流れ
旧三井鉱山―戦前の「御三家」、現・日本コークス工業
三井化学―グループ内企業の合併で誕生
三井金属―淵源は飛驒の鉱山
日本製鋼所―製鉄会社というより機械メーカー
◎その他の三井財閥企業
三井住友トラスト・ホールディングス―住友主導の合併で誕生
三井生命保険―日本生命保険に買収される
三井住友建設―三井不動産との連携
三井倉庫ホールディングス―三井銀行から分社化
◎「三井」と称さない企業群
三越伊勢丹ホールディングス―呉服店「越後屋」にはじまる
王子ホールディングス―〝乗っ取り〟で三井の傘下に
日本製紙―分割された王子製紙の一片
東芝―からくり儀右衛門が作った電機メーカー
IHI―有名財界人が社長を歴任
太平洋セメント―国内シェアトップの巨大企業
デンカ―創業者の友達の縁で三井系に
トヨタ自動車―創業時に三井物産が支援
富士フイルムホールディングス―富士ゼロックスの親会社
TBSホールディングス―TBSテレビは子会社
COLUMN③米国の三井商号は三井家が保持していた
 
三井グループの研究 資料編
参考文献

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