教育科学運動史
はしがき
一章 学界における〝教育科学〟の布石
〝教育学〟から〝教育科学〟への転機
〝教育科学〟の学問的系譜
『教育科学』講座の性格
雑誌『教育』の創刊とその〝教育科学〟性
二章 教育研究の共同化・組織化―「教育科学研究会」発展第一期―
〝教育科学〟研究グループの発生
「教育科学研究会」の組織と研究
「教育科学研究会」の姉妹研究団体の研究活動
〝教育科学〟研究成果の急速な結実
三章 現場における〝教育科学〟性の成熟
東北地方に発展した〝生活綴方〟運動
東北の〝生活綴方〟運動の組織的な発展
東北の〝生活綴方〟の〝教育科学〟性
四章 二つの〝教育科学〟の融合と全国的組織化―「教育科学研究会」発展第二期―
「教育科学研究会」全国的組織化の構想
第一回「教育科学研究協議会」の開催
「教育科学研究会」再出発後一年間の活動―中央を中心として―
「教育科学研究会」再出発後一年間の活動―地方を中心として―
教育科学研究会綱領の宣言と権力に対する態度
五章 新体制運動への協力―教育科学研究会の発展第三期―
「第二回 教育科学研究協議会」の開催
新体制下の昭和十五年後半の活動状況
冬期指導者合宿訓練
六章 検挙・弾圧・組織の解体
生活綴方教師の検挙と弾圧
教育科学研究会の解散と当面の研究課題
教育科学研究会は解散したが(日本全体の弾圧状況について)
「教育科学運動史」によせる―新しいあゆみのために―
<城戸幡太郎><菅忠道><今野武雄><重松鷹泰><留岡清男><宮原誠一><宗像誠也>
年表
岩波「教育学辞典」の教育科学性(沢田慶輔)
共同研究のむずかしさについて(依田新)
生活の感動(北方教育への胎動)(鈴木道太)
「生活学校」について(戸塚廉)
第一回教科研ところどころ(田中新治)
あの頃のこと(小鮒寛)
第二回教育科学研究協議会のころ(横山一成)
第二回教育科学研究協議会の思い出(さがわ・みちお)
昭和十五年合宿訓練の思い出(師井恒男)
昭和十五年冬の合宿訓練の頃(鈴木正之)