翔ぶ夢　今は静か

序文
　
第1章　「正」の名付け親は元神戸新聞社監査役の今村一城氏。が、父母の婚姻届と出生届が同一日だった―震災直後の總家族戸籍謄本から分かる。
　
第2章　明石女子師範附属小学校から神戸一中へ越境入学した裏には、親代わりの元神戸新聞社明石支局長・今村吾郎氏（神戸一中出）の強い薦めがあった。
　
第3章　強運!　中学野球最後の甲子園へ―昭和二十二年春夏連続出場（神戸一中野球部九十年史などから）
　
第4章　「鈴懸の径」―これが私の歌の原点だ（カセットテープ付き）
　
第5章　阪神・吉田監督が北海道のコケシを贈った人は?　大津、巨人・広岡らは大学時代の球友。
　
第6章　第二の故郷・東京―三年たったら…が足掛け二十年に。
苦難の生活
吉原探検
人生到る所青山あり
寺内大吉和尚との思い出
　
第7章　特ダネが飛び込んで来た―早大・広岡の巨人入り。新宮・井崎（前岡）は阪神へ。
　
第8章　東映のエース米川は二十万円の月給を一晩で使った―金田正一―榎本美佐江の結婚は米川家の女中から聞いた。そして悪役商会の八名信夫は親戚になった。
　
第9章　作詞家・梅木三郎との出会い―毎日オリオンズ代表と、またしても灰田勝彦が…。
　
第10章　リーグ優勝監督を首にした永田雅一との一週間―優勝西本と最下位宇野を入れ替えた球界の変。
　
第11章　持ってる金は全部使え!　一ヵ月のプロ野球キャンプ取材の教訓、そして田宮のトレードをつぶす。
　
第12章　大毎球団出入り禁止―青木一三に致命的な反撃を食う。
　
第13章　最後のバスに乗り遅れるな!　ゴルフ―〝人生の友〟と出会う。
　
第14章　なぜだ!?　先妻突然の死と再出発―天国から地獄へ。そして己の生き様を決めた一年。
　
第15章　懐かしのあのころ
灘のけんか祭り
人気は右の楠本、左の中田
空襲とアイスキャンデー
盗まれたグラブ
スタンドに姉さんが…
「神戸っ子」
　
第16章　〝災い転じて福となす〟―阪神大震災から。
　
第17章　てっちりを囲んで名案が…。デイリースポーツ編集OB会はこうして生まれた。
　
あとがき
雑感数滴