志村正順のラジオ・デイズ

序　両国国技館

二　出陣学徒壮行会
　ピンチヒッター／壮士ひとたび去って

三　「川萬」のドラ息子
　おとぎ話／草野球／僧侶志望／大学は出たけれど／アナウンサー試験

四　かけだしスポーツアナ
　局内野球大会／三巨星／宿直要員／職業野球／沢村栄治

五　破局への道
　名古屋の新婚生活／初の相撲放送／雄叫び調／海軍の醜状／非公開本場所

六　終戦
　無条件降伏／ラッキーストライク／飛ばされた和田信賢／プロ野球の復興／十六尺土俵

七　黄金時代
　天皇とベースボールで／アナウンサー不足／子豚とアヒル／水道橋は夢の駅／野球放送の秘訣

八　相撲解説者神風
　各界は冬の時代／予想の神様／玉の海梅吉

九　マッカーサー元帥よさようなら
　スポーツショー／架空実況／アメリカ便り／シールズ来日／マッカーサー解任

十　ヘルシンキ五輪
　あと二カ月の命／飛び出した白衣の女性／放送ストライキ／白井―マリノ戦／和田信賢の死

十一　小西得郎
　巨人びいきの解説者／放送席にナイフ男

十二　和田賞
　相撲放送の極意／栃錦―大内山の熱戦／志村語録／札幌の講演会

十三　見切り時
　目で見るラジオ／アナウンス部長／切り札／天覧試合／安保騒動

十四　アパートのあるじ
　ノイローゼ入院／東京五輪／放送記者の台頭／定年退職

十五　大職人の訓示
　妻の死と再婚／第三の人生／スポーツアナ大集合

あとがき